見出し画像

はじめての、穴あきに出合う。

東京から波佐見町に引っ越してきてからというもの、気候の違いには驚かされてきた。九州といえども北側なので、南国では全然ないし東京と大きくは変わらない。とはいえ、違うのだ。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

いちばん大きいのは湿気だ。梅雨の波佐見の湿気はやばい。東京と大阪でもひとり暮らしをしたことがあるけど、ドライフラワーやバッグがカビたのははじめてだった。そして冬は寒い。

あと住環境として、たぶん今まで暮らしてきた家よりちょっと古い。うん。だからだろうか、生まれてはじめて、服にちいさな穴が開いてるのに気づいてしまった。虫食いだ。しかも3箇所。

穴の開いた生地を撫でる。これが、あのテレビとかで見る、虫食いというやつ……。呆然とした。お気に入りだったのに。素材はウール100%、おいしいんだろう。服を買ったときのお値段も脳裏をよぎる。いやでもまあ結構着たから減価償却は済んでるよね、うん。でもでもそういう問題じゃない。ショックはショックだ。

これまでひとり暮らしをしてきた家は築浅だったし、気候も違うから、同じような雑な管理では足りなかったのだと反省した。まず、この穴埋めは必ずする。調べたところ、フェルトとニードル?があればなんとかなりそうだ、たぶん。

家に帰ってきて、クローゼットにかけてある洋服をチェックした。いちおう、ほかは大丈夫そうだ。

虫食いは衝撃的だったけど、いろいろと考えさせられた。

まず洋服も虫の食べものになるんだから、生きてるものだと捉えたほうがいいよねってこと。そのつもりでケアしてあげなくちゃね。より愛情込めて、洗濯したりブラッシングしたりスプレーしたり手間をかける。

そして頻度。ちゃんと洗濯やクリーニングしておいても、たまに天日干しにするとかして、長いこと眠らせないようにする工夫は必要。

生きものの残酷さを、ちいさく知ったことは、勉強になった。彼らだって必死なのだ。わたしも虫にとって残酷なほどにお洋服を手入れしよう。

このnoteを読んでくださってるあなたはもう衣替えは終わりましたか?ぜんぶが無事だったら、わたしのぶんまで、よろんでください。

30minutes note No.897

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。