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芝生にごろん、秋空の下で。

ふだん前か下ばかり見て、暮らしている。上を向く(見る)のは、ベッドで横になってるときくらい。天井を見上げてるだけだし、すぐ目を閉じる。「上を向いて歩こう」と歌いでもしない限り、意識しない限り、人間って上を向かないものなのかもしれない。

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こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

自分が1日暮らしてるなかで、どっちを見ているか思い返してみた。

<前>
歩いてるとき、運転してるとき、話してるとき、食べてるとき
<下>
PCに向かってるとき、本読んでるとき、ノートになんか書いてるとき、洗い物してるとき、料理してるとき

こうしてほぼ生活のすべてを上を向かずに過ごしていると、重度の猫背人間ができあがるのだ。当たり前の話じゃないか、切ない。

ちょうど、機能は秋のここちよい気温で晴れていたので、お昼休みに、芝生にごろんと寝っ転がりに行ってきた。

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靴を脱いで、芝生の上に立つ。これだけでも、すっごい気持ちよかった。芝生の感触が足裏に伝わる。こんなの、いつぶりだろう。

最近買ったばかりの帆布と革のかばんを枕代わりにして、寝っ転がる。ちょっぴり芝生の草がチクチクした。ふだん背中に感じることのない刺激。

視界には、空の青がいっぱいに広がる。太陽が雲で陰ると、空の青さまで変わるのが、短い時間でもわかった。木陰の場所を選んだのだけれど、見上げると十月桜と紅葉が重なって視界に入ってきた。うっすらしたピンクと、赤と緑がまじるモミジの葉。自然が生む色彩。

絶え間なく、やさしい風が吹く。

まぶたを閉じて、食後の10分、瞑想をした。とっても気持ちいい時間。

自然に直にふれる時間を、まだ寒くなる前にちゃんと味わっておきたいなあと、しみじみ思った。

このnoteを書いてるマジックアワーのいま、重なった山々のシルエットの色味がグラデーションになって見える。見上げると空が広く、これから完全に日が暮れると、うつくしい星空があらわれる。

そういう波佐見のうつくしさにふれて、日々ちょっとずつ、自分のなかに取り入れて暮らしていきたいなあ。

30minutes note No.898

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。