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毎日、新しい出会いをつくるには。

今日は個人の仕事で撮影へ行った。新作だという焼きものを撮らせてもらう。フォルムがエレガントでうっとり眺めてしまう。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

毎日のように、新しい出会いがある。

昨日は中川紀夫さんのところへ、取材で借りていた参考文献を返しに行ったら、このカップと出会った。

ふっくらとしつつ、すっきり感のあるフォルム。なんでも、益子焼の窯元で修行しているときに、昔つくっていた古い作品を見つけて、そこからオマージュして試してみたんだそう。柄はまったく違ったけれど、形は似ていた。

紀夫さん、古いものや文化から、よいものを吸い上げて作品をつくりあげるのが得意なんだよなあ、そこが最高なんだよなあ、とあらためて思う。

今日はまた、昨日とまったく違う上品でかわいらしさのある焼きものを撮影した。来週、ゆっくり話を聞かせてもらう予定になっている。記事を書いて早く公開してみんなに見てほしい!

明日は、また中尾山のおじいちゃんと、友だちと一緒に山に山菜を採りに行く。クレソンと、ノビルと、ふきのとう。わくわくしちゃうなあ。ふきのとうはこのあいだ採ったけど、クレソンとノビルははじめてだ!どんな感じで生えてるんだろう。ノビルって食べたことない。

毎日、新しい出会いがある。

でも、わたしはなにかものすごく特別なことをしてるわけじゃない。仕事としての出会いもあるから、一概には言えないけど、出会いについて考えてみた。

出会いは、半分は運。

もう半分は、芋づるだ。縁とも言う。

出会った人に、話を訊いていく。一緒になにかをする。遊びに行く。そういうことを真剣にやる。

「ああ、それならあの人が詳しいよ」「こういうのが好きなら、この作家さんのとこ訪ねてみたらいいんじゃない」と出会った人が教えてくれて、広がっていく。

いまも、会いたいあるおばあちゃんがいる。

このおばあちゃんのつくる大根のお漬けものが、もうおいしくて。「お、お、おいしい〜!」とよろこんでいたら、出してくれた方が教えてくれた。

「これはおばあちゃんが大根からつくってるのよ。漬けもの用の大根を育てて、こうやって漬けて、みんなに配ってくれるの」

「会いに行きたいです!」

会いに行くことになった。ちょっとおばあちゃんが怪我しちゃったみたいで、先送りにはなっているけど、いいタイミングで会いに行く。

自分が精一杯楽しんで、深掘りしていくと、気づいたら出会っている。出会いに行くというより、結果出会っている。そしてもっと出会いたくなる。

ひとりで過ごすときにも、出会いはある。

「こんな器の使い方があったんだ」と手持ちの器にうっとりしたり、香水の香りがいつ変化するのか30分おきにチェックして試してみたり。

ささやかなことから、またわたしもはじめよう。


さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。