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夕暮れどきホットチョコレート

湯気の中からチョコレートの香り。ふわっふわのミルクの泡の上にはチョコでイラストが書いてあった。カップを両手で包みひと口飲むと、やさしい甘さが全身に広がった。ような気がした。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

仕事終わりに、藍染窯がうつわのショップ&カフェ「No.1210」へ行ってきた。じつは去年の11月の藍染窯さんのイベントでアクセサリー作家さんにピアスをつくってもらっていて、それを受け取るタイミングを逃していたのだ。

やっと受け取ることができた。淡水パールとシルバーの飾りがついたシンプルなピアス。あまりシルバーのものがなかったので、ちょこっと挑戦したくなったのだ。

せっかくだから、と一杯なにか飲むことにした。仕事終わりにぴったりなのは、と考えて、あまり悩まず「ホットチョコレートを」とオーダー。ふだんはあまり頼まないけれど、寒いし仕事で頭を使ったあとだし、甘いものが飲みたくなって。

仕事終わりの一杯、というと、お酒を飲む人が多いようなイメージがある。でもこんな感染症が猛威を振るう世の中じゃ、みんなでわいわい居酒屋で、というわけにもいかない。そんな人たちも、みんな期間限定でホットチョコレートにしたらいいのに。

なんて勝手なことを思った。

だって、夕暮れどきのホットチョコレートは飲みすすめるたびに、頭もからだも満たしてくれる。幸福感がすみずみまで行き渡るよう。

ふわっと力が抜けて、カフェのふかふかのソファに身を預けてしまう。

ホットチョコレートを飲み干すまでのあいだに、自分に決めたことがある。明日はきっと眉毛以外もメイクしよう。そして今日受け取ったピアスをつけよう。

ちなみにミルクの泡の上にチョコで描かれたイラスト、「わあ、かわいい。犬ですか?」と店員さんに言ったら「丑年なので…牛です…ごめんなさい…」と謝らせてしまい、その後どんなに取り繕っても…でした。あれは確かに牛だった。わたしが間違っていた。

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