桃の旬が終わらぬうちにと。
絵付教室を、一ヶ月おやすみすることとした。というのも、キャパオーバーしてしまったからだ。週に2回、18:30〜21:30の絵付教室。ライティングを学ぶ「バトンズの学校」の課題に取り組み、副業でのライティングもして、正直いっぱいいっぱいになっていた。
こんにちは、こんばんは。くりたまきです。
この夏、何度も何度もやり直して勉強しながら描いていたのが、桃の絵付の皿だ。細やかな柄は、時間がかかる。3枚の皿に絵付をして、描き終わったあと、1枚だけを窯で焼いてもらうことにした。
描き終わることができて、ほっとした。これで、一ヶ月のおやすみに入れる。
と思ったら、さいごに、昨日もう一回教室があった。一日余ったのだ。先生に「もう1枚、なんかシンプルなのを描いてけ」と言われて、この2ヶ月かけてじっくり桃の絵付をしてきたのに、一回、約2時間(お茶休憩のぞく)で1枚完成させろと言うのだ。
「できるのかな?」と思いつつ、超特急でシンプルな柄を描いたら、なんとかなった。
いや、「なんとかなった」というのは嘘だ。正確には「先生がなんとかしてくれた」のである。いつもは「窯で焼く皿は、ぜんぶ自分で絵付します!」とわたしが言うから時間がかかる。先生が手を加えれば、あっという間。
絵付の基本の「き」はなんとなく、わかってきた。でもここから一人前の絵付師への道のりは遠い。
絵付にはいろんな絵柄や技術があるし、うつわの形によっても難易度が違う。いまは平面の皿にしか絵付していないけれど、立体的な花瓶などにはとても描ける気がしない。無理。
でも、わたしは数年以内に一丁前の絵付師になることを目指しているんじゃなくて好きでやっているだけだから、長くゆるやかに続けていきたい。そのためのひとやすみ。
「桃の旬が終わらぬうちに、描き終われよ〜」と言われていた皿も完成したし、すっきり休める。バランスよく、余白を持ちながら、9月は健やかに過ごします。
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