細かいステップアップで、毎回よろこびたい。
筋トレをしている。もう3ヶ月週に1回通っている。白米を愛しているので食事制限をしておらず、体重はほぼ変わっていないが筋肉が増えた。増えた、らしい。
こんにちは、こんばんは。くりたまきです。
筋肉が増えてるという実感はほとんどない。トレーナーさんは「筋肉つきましたねー!」と言ってくれるし、重りをつけたり回数を増やしたりしても対応できている。
のだけれど、からだはふにゃふにゃ、ムチムチのままだ。二の腕の肉をそっと持つ。ふにゃ、もちっ。筋肉などない。と訴えると、トレーナーさんが教えてくれた。
「えー、ちゃんと筋肉ついてますよ! 筋肉は力を入れないと、脱力したままだと脂肪より柔らかいんで、わからないですよ。やっぱ鏡の前でポーズとるのが、いちばんですね!」
わたしは羞恥心のかたまりなので、鏡の前でポーズをとって確認するという行為はもはや拷問だ。「恥ずかしくないんですか?」と思わずトレーナーさんに聞いてしまった。
「いや、恥ずかしいとかはないですね。ボディービルダーの大会の前とかは、2時間くらいずっと鏡の前でポーズ決めてますし」
別世界。
生まれ変わってもボディービルダーにはなれそうもない。
こうして筋トレして思うのは、細かいステップアップをちゃんと感じ取って認めて褒めてあげることが大事ということだ。
筋肉が増えてる! 鎖骨の下がカタイ! 腹筋の回数が増えた!
などなど、細かく自分の変化を捉えて、ステップアップをよろこぶ。そうするとモチベーションは保てるはずだ、たぶん。
ざっくり言うと、わたしにはムキムキとムチムチしか、尺度がない。
こうした粗い尺度を持っていると、文章やうつわの絵付……なんでもつながることだけど、一定のレベルをもつプロになるまでずっと苦しむことになりかねない。学びを楽しめる人は、ムキムキとムチムチのあいだに細かい階段をいくつもつくって、きちんと己の成長を認めて肯定できる。つまり、毎日楽しく過ごせる。
わたしも、もっと自分が育ってる細やかな変化を感じて過ごしたいな〜と思うのだけど鏡の前でポーズを決めるのはほんと無理。そんな自分ともうちょい向き合ってみようと思ってる。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。