抜かりなく、自分を甘やかす。
今夜の波佐見は雪が降るらしい。長崎県は今日が初雪だ。明日も冷え込んで、最高気温が6℃だという。
今日は風が強かった。隙間風がびゅうびゅう吹いて、建物のなかにいても、細かい落ち葉が室内に入ってくる。作業場はレトロな建物だから、仕方ない。そんなところも気に入ってる。
明日は休日だけれど、書き仕事をするつもりだ。明後日も。また作業場へ行く。
寒いだろうなあ、と想像する。ずっと布団にくるまっていたい。土日だもの。でも、やりたいことが待っている。
行くぞ。
そうは言っても、布団に住みたいくらいには億劫だ。お楽しみを用意しよう。
まずは、波佐見町内の西の原で作業するので、おやつに、最高のタルトタタンを食べる。いましか、林檎の時期にしか食べられないのよ。
このタルトタタン以上のタルトタタンを知らない。
さくさくのパイ生地の上に、林檎のコンポートがぎっしり。この林檎の口溶けがまるでムースかなにかを食べてるよう。表面は厨房で注文してからキャラメリゼしてくれる。林檎の口溶けと、こんがりキャラメリゼのパリッと感。しかも、生クリームとバニラアイスがダブルでトッピングされてる!
このタルトタタンを息抜きに食べる。
そして、夕方まで調べたり書いたりしたら、はさみ温泉へ行く。車ならすぐ近くだから、気軽に行ける。
温泉に浸かって、サウナに入って、冷泉に入って、外気浴して、露天風呂にも入る。最高だ。寒いときだからこそ、いい。
ほっかほかに温まったまま車でサッと家に帰って、お鍋をつくって食べよう。セロリと春菊と豚肉の鍋。どんな味になるかはわからない。
うん、明日も1日頑張れる気がする。
お楽しみを用意しておくって、ほんとうに大事だ。自分の堕落加減とか、隙あらばだらける基本姿勢を知っているから、注意深く準備をする。タルトタタンも自分に食べさせちゃう。温泉にも浸からせちゃう。
抜かりなく、甘やかす。
そのぶん楽しんで、いろんなものを書いてくれる自分であると信じている。明日のわたし、よろしく頼むよ。
30minutes note No.924
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。