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Winter Sigh ライナーノーツ

どうもどうも! 毎度おなじみ新曲ライナーノーツの時間です。
聴いてないかたはこちらからどうぞ。

・アイディア

今回はめちゃくちゃシンプルな動機でTHE1975のAbout Youがやりたくて作りました。
新譜すごくいいですよね。最高のポップアルバムだと思います。

・コードワーク

キーが違うだけでAbout Youまんまです。Bメロから展開が違うのですがあんまりこだわってはいません。最初はBメロで転調しようとしていましたがしっくりこなかったのでやめました。
ちなみにコード進行から作っていきました。最近コードワークからやっていくことが多いです。

・メロディワーク

About Youは本当にシンプルで美しいな旋律ですが、フレーズを削ぎ落とす能力はなかったのでいつもの構成でやっていっています。今回はサビの歌い出しぐらいしかコードに対するメロディの当て方は気にしていません。
4度の音も気にせずに使いました。ペンタトニックが似合う感じとも思わなかったので。
サビのメロディがこれしかないな! っていうものが作れたのがすごく気に入ってます。

・歌詞

今年一番思い入れのない歌詞の内容になっています。
歌詞を書いた日に、今年最後の美容室に行ったんですが、雑談で地元のけやき通りのイルミネーションが始まったという話になったのでそれでなんか書けたら良いなぐらいに思っていました。
ちなみにけやき通りには行ってません! 毎日通勤で通うくせに! 帰宅する方向の出口はそれと反対側なので(言い訳)。
サビで『ハローグッバイ』というフレーズが思い浮かんだんですが、ただ歌い出しでそれを使うのはちょっとベタすぎるなと思い、ちょっとずらしてみました。
2番のサビで『願う』をリフレインするという飛び道具が使えたのは我ながらよくやったと思います。わりと勇気がいるワードチョイスではあります。
タイトルは最後の最後、ミックスが終わってマスタリングに入る前につけました。こういうタイプの歌詞が一番タイトルをつけづらいです。
冬のため息という意味になるはずですがならなくても許して下さい、昔から文法的にはおかしいけどタイトルとして使っている洋楽とかあるじゃないですか、ほら……。
余談ですが、僕は歌詞を書くのと同時にボカロに打ち込んでいって、今回初めて調声でAI機能を使ってやってみたんですが、ちょっと近藤唯さんっぽい歌い方になる気がします。気のせい?

・音作り、ミックス

今回は特にオブリガートが多いアレンジになったのでパンニングに気を使いました。EQで棲み分けみたいなのはあんまりしていないです(楽器選びや音域選びでしておくことが多いです)。
音作りのときに基音をアナログEQで味付けしたぐらいです。コンプは薄く何回も掛けていきました。MV2でどかっと潰すことも多いんですが、今回はちょっと小さい音の底上げをする程度の使い方にとどめました。
あと久々にRcompを使いましたが、リリースの扱いが非常に簡単なのでまた使っていきたいと思います。

・最後に

今年は仕事やバンド活動が多忙だったわりに、6曲書けたのでホクホクです。
来年からもよろしくお願いします。

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