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入院で「生きること」を休憩する

生きることとは

難治性重度鬱病と診断されている私ですが、こうやって生きています。まず根本として知っておいて頂きたいことは生きることが苦痛なことです。生きることというのは何も何かをやっているとかそういうことではなく生命活動そのものが苦痛に直結しています。そんな私ですから日々がしんどい。毎秒しんどい。常時やりたくないことを強いられていると想像すれば少し理解していただけるかもしれません。もちろん現在進行形で治療中でお薬も毎日しっかり飲んでいます。最大使用量ですが。それでようやく「生きること」ができている訳です。そんな状態なので一年の間に休憩を挟まないとやってられない所まで行きつきました。そこで私は精神科病棟入院を選択しました。他者とのストレスはありますが格段に生命活動を自前で行わなくて済む状態はシンプルに楽になりました。それまでの数年間はただひたすらクリニックで処方された薬を効いているのか分からないながら飲み続けて日々を耐え忍び続けるだけでした。その数年間と比べると入院を選択した年は格段に楽になりました。

精神科病棟への認識のズレ

精神科病棟と聞いて分からない方はまるで監獄のような所を想像するのではないでしょうか。ベッドに縛り付けられ食事はチューブで、だったり。そんなことは(余程の重症患者でない限り)ありえないです。日本には人権というものがあります。それは入院患者にももちろん適用されるのです。風呂にも何日かに一度入りますし服は自分の服で洗濯も自分でやりますし(洗濯は有料で任すこともできる病院もある)普段はみんな自由に過ごしています。食事は栄養士さんがバランスを考えて1日3食用意してくれます。病棟の種類には「開放病棟」と「閉鎖病棟」がありますが、両方とも基本的に変わりはありません。許可取って外出できるか特に許可が必要がないかの違い程度です。

ショートスパン

ただ自分の場合、他者との関わりの関係でストレスが溜まりやすく、短期間入院が自分に合っているようでした。長期で入院してる方もいますし自分と同じくショートスパンで入院をしている方も実際にいました。

最後に

鬱病になった時、闘病生活が1番大変です。その際の選択肢として入院も視野に入れていいと思います。その場合「クリニック」では難しいでしょう。近い場所にある病院に転院も視野に入れていいかもしれません。皆さんも鬱と一緒に生きていきましょう。

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