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貴様なぞ物語の主人公ではない

産まれる前はどんな場所に浮かんでいたのやら?

子宮よりも穏やかで平穏な場所に違いない。

そこで見る夢はきっと自由自在でどこまでも思うさまに広がる創造の箱庭だったのだろう。


英雄や絶世の美女、恋愛物語の主人公にも脇役にもなれたのかもしれない。


生れ落ちて知ったのだ、

「自分の夢はこんな茶番のために破られたのか」と。


幸せだろうが不幸だろうが穏やかさにはほど遠い『生きる』という行為を強いられる。

勝手に性行為をしひりだした親は命の重さなどという価値観を押し付けてくる。

「かわいい」などと戯言を垂れ流しながら。


みっともなくモノに執着するさまは水泡よりもはかなく糞尿よりも鼻をつく。

宗教家の悟りなどなにほどの価値があろうか?

捨てて軽くなることに執着するさまもまた浅ましく豚の餌よりも食欲が失せる。


そんな自分の物語をきっと創った神がいるはずだ。

そいつが望んだ性能が自分ならば

この世界を壊すしかない。


恨んで壊して怒りそして終わらせる。

他人事のように

わがままに書き換えて


歩行者天国をトラックで蹂躙してもよいし、

地下鉄に毒物を撒き散らしてもよい。

自殺なんてしなくても誰かが殺してくれるまで

面倒を負わせればいい


それが自分の物語

何も飾らず

美しくもなく

ただ暗く汚く臭く

うつむいて

話すこともない物語

こんなきれいなことは現実ではおきないから

勇気をもって殺ってごらんなよ

投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。