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旅に生きる2019/09/11 ~地名から読み取る~ ⑨地名先輩

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※皆さまからの投げ銭で旅をする記事です。投げ銭するじゃん?金額入れる時に0を2個くらい多く間違えると幸せになるよ(わたしが)


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どうだ!(`・ω・´)

最後の最後でここはすごかった。感動はここだけどど迫力で圧倒されたのはこちら。ちょっと怖かった。

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旅も終盤。やっと雨も気にならなくなったが身体が限界だった。

切り上げると判断して羅須地人協会からすぐの場所にあるこの神社に決めた。

ここは圧迫感を感じる。狛犬も動き出しそうなほどに怖いし尋常ではない数の石碑で立地と規模に不釣り合いの何かを感じる。

気圧されるとはこういうことを言うのか。

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今回もいつものようにとっ散らかったので、ここで箇条書きにする。

『地名は地形を表す記号であり歴史』

『災害地名はあるけれど昨今の騒ぎ方は方向が違う気がする』

『思ったより日本語の発音由来の地名はあると思うしそれこそが地形由来』

『地名由来の苗字は地形由来でもある』


・・・・こんな具合で把握していただければありがたい。

例えば地域だけ取り上げると狭すぎる(大勢の人やメディアがネタとして扱うのと変わらない)し、

全体をカバーしようとすると必然『日本語』の問題にもなる。

『地形=地名』で縛ってもめちゃくちゃ散らかるのでこれが限界である。許してほしい。

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しかしなんだろう、海外の地名は

「〇〇のあるところ」とか地形由来があまり少ない気がする。それこそアイヌ的な「川の流れるところ」みたいなざっくり感。

日本はもっと「崩れやすい斜面」のように地形の説明をする。

また捻りなしの「首都」とか(これは東京もだが)

宗教由来・英雄由来とか。

ギリあっても地形ではなくその土地の特徴?(レイキャビク=煙湧く湾)というイマイチ突っ込みが足りないところ。

これは厳しい自然災害が『当たり前』の日本の知恵なのだと思う。

海外だと火山噴火で街が滅んだとかそういうのはまさしく『この世の終わり』であり『神の怒り』

日本だとあまりに地面は揺れるし山は怒ってるし湿地だし崩れるし津波は来る。

もう「慣れるしかねーな(;´Д`)せめてどういう災害はが起きやすいかだけ把握しようぜ」

というヤケクソが日本の地名が地形に近い理由だと結論を出したい。

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(; ・`д・´)傾き!

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でっかい神社に負けない数が狭い境内にぎゅっと詰まっていてものすごい圧迫感。

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旅をして思うのが結局、その土地その土地の特徴に地元の人がどう対応しているかが手っ取り早い情報の掴み方だと思う。

運転のマナーなんかは典型的な例かもしれない。

平均的な移動距離が短いがしょっちゅう乗り降りをする、または信号でストップ&ゴーになりがちな地域が「危険な運転が多い地帯」のような気がする。

岩手県まで一番速いのは新幹線、次に高速道路。

一般道だと4号線を使うと思うのだが4号線はあちこちバイパス化されて快適なようで信号の数が非常に多い。

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東京から岩手、青森まで一般道で向かう人がいたら宮城県内は高速で避けるか、福島から山形経由で岩手に入るのをおすすめする。

3桁国道や裏道的な県道は信号が少ないので距離の割りに時間は1、2時間の差で収まったりする。

長距離の下道旅ならこれくらい誤差、むしろ寄り道にちょうど良い。


この神社はあとで補完記事を書いてもいいかもしれない。

ここの狛犬は怖い。めちゃくちゃ迫力がある。

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比内八坂神社の生きているような質感と違って襲いかかってくるようなヤバさを感じる。

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専門で調べている人からすれば

「日本の地名は災害に対して諦めの境地で地形由来にした」なんてお話はバカらしい戯言だと思う。

だがそういう人達が机に向かっている間にも田畑にへばりついている人がいる。

雨風凌げる安全な建物で「酷いですなぁ」なんてのんきに喋っている間に、山に打ちのめされ川に流され津波に襲われてもなおそこで生きる人がいる。


実際にそういう人達と一緒に暮らすということは難しい。

宮沢賢治だって結局完徹はできなかった。

だとしたら寄り添うにはどうするか?

その人達がしがみついてる地形しかないんじゃないか?

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といって山歩きも地図広げるほどみんな余裕ない。

辛いもんなぁ。

生きるために自然に必死でしがみつくのと、嫌味な人間に我慢してこびへつらうのどっちがいいか?って話でもまずは稼がないと食っていけないし。

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そう考えると『旅』を

「はい新幹線!はい飛行機!はい観光!はい名物!はい帰る!」

ってもったいないな。

すっかり減ってしまいむしろ高級になってしまったが寝台列車とか移動を楽しむ余裕ができたら少しは日本も豊かになれるのかもしれない

おわり

投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。