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スキップとローファー 第四巻 おすすめ場面 幸せになる割り切り方は人それぞれ

10月なのにあったかい!!!すばらしい~!!
寒いの苦手なのでこのままでいいよ地球!!!!って思ってます。

相変わらずさらば青春の光にはまってまして、Youtube(サブCh含め)とTVを追いまくって忙しい日々を過ごしていますよ!充実~~~!
芸人さんって全然かっこよくないのに、YoutubeとかTVのしゃべり見てるとかっこよく見える不思議!!
ちなみにツアーは普通に外しました。なので旅行するのはやめて実家に帰ることにしました。そんな人気なん?さらば……と一人で落ち込んでます。私が知らなかっただけで知名度あったんだねー。くそっ!

本題(スキロ―感想)前にチェンソーマン第二部の話をしているので興味ない方は飛ばしてくださいね!

ネガティブ主人公でも好きになれるチェンソーマン第二部が面白い話。

今ってなぜかジャンプ+で連載中の作品って1回目無料とか意味不明なことしてるじゃん?
私チェンソーマン(1部)全巻購入してんだけどさ、ああいうことされるとイラっとすんじゃん!っていうかさ、マジで漫画の価値さがるからやめろし……でも無料で読めるなら読む!ということで2部からは買っていなかったんだけど、無料ならと思って読んでいたんですね。

チェンソーマン、まさかまさかの2部の方が面白いっていう。。。

今まで、呪術廻戦やハンターハンターと比較し、チェンソーマンを軽disしていたけど、かなり反省した。
なぜこれを1部でもやらなかった?どう考えても2部の方が作者の良さが出とる!!

私パワーちゃん推しなんです、だからパワーちゃんが生きていたころにこの実力を発揮してほしかった!!!

私は常々、鬼滅の刃のネーミングセンスを心からバカにしていますが、(単純に私の頭では覚えられないキラキラネームだからですが)意外とアート作品(ポエム)であるのにチェンソーマンってネーミングセンスはいいんだよね。
ハイキューちっくなつけ方ですね。
二部のサブ主人公(だとおもう)の「アサ」と契約した悪魔「ヨル」……そうだよこういうのでいいんだよ!わかる!?名前は単純でいいの!覚えてもらうことが大事。違うか!!??!!

そして、この2部の準主人公アサのキャラクターがとてもいい!
私は漫画のキャラクターに「人間らしさ」を求めてしまうタイプなのですが(だから呪術廻戦を推しているんです)このアサ、めっちゃ弱くて陰気な思考が人間っぽいのです。
私はネガティブなキャラが嫌いですが、このアサというキャラクターはどこか嫌いになれない。

自分を責める(ふりをする)のは自分が大事だからっていう、ある種自己中なところを自覚しているかもしれない。

ネガティブな人が嫌いな理由は自分を責めていて、問題を解決しようとしないからです。うまくいかないのが自分のせいならばそれを解決しようという努力をすべきというのが私の考えの根本にはあります。それをしない癖に甘えて自分を責め、周りに気を遣わせるようなタイプを私は好きになれない。自分に甘いんじゃん。って言いたくなる。

このアサも自分に甘いんですが、それを自覚しているんですよね。自覚したうえでそういうネガティブやってるんです。
私はだから好きなんだと思う。
ああ、自覚して自分に甘いならいいよっていうね。私自身、自分に甘いですから。開き直っている分、ある意味ポジティブなんだよね!
無自覚な甘えん坊ほど腹が立つ存在ってないよね。
私は察しがいい方なので、無自覚(鈍い)っていう天性の運の良さに嫉妬しているのかもな。察しがいいって損しかしないからね。

無料で読めるから是非読んでね、みんな。1部読んでない人も、無料で読めますよ(マジで買って損したわ!)

さて本題のスキップとローファー第4巻おすすめ場面にいきましょう。

アニメも終わってしまいましたね。アニメはこの第4巻までの内容を放送していたと思います(文化祭まで)
正直文化祭の話はスキロ―の中でも長い話になっていて(1巻分まるまる使われている)そこまで好きではないのですが、見どころがないわけではなく、そして物語全体としてかなり重要な話になると私は思っています。

この話さ、主人公ピュア素朴みつみが成長して都会っ子になる話じゃなくて、もしかして…もしかして

もう十分大人で都会っ子であり伸びしろがないと思われた志摩君が人間的に成長する話だったんだ……。

ってなるこの文化祭編。
実際はスキロ―は登場人物の高校生たち全員が成長していく話なので、志摩君だけスポット作品ではないんですけどね。けど文化祭は志摩君にライトあててると思うな。

実は人間的に”できて”いるのは志摩君ではなくミツミという角度で語られる物語。

この角度が素晴らしく私好み。涙が……。そうか、大人の涙腺が緩むのはこの角度のせいか……ってなわけですよ……。

なんかね。

みんな生まれてから高校生くらいまではミツミマインドで、高校生くらいで志摩君マインドになり、ハイブリットされて大人になるんだけど、大人になって社会にもまれるうちに、自分の中のミツミがいつの間にか消えていて、ミツミを見ると懐かしい気持ちになって、心が洗われるような気分になる。そして私もミツミを取り戻さなければと思う。

こんな感じなんです。わかってくれる人いませんか――――!!!!!

ああ、前置きだけでこんなに長く……くそう。
おすすめ場面ですが、①ミツミに自己投影する志摩、それから個人的に好きな②ゆづとまこ③生徒会会長と副会長のシーンにします。
3巻から引き続き作者の漫画のうまさ、ぜひ堪能してほしいです!

①ミツミに自己投影する志摩

さて早速、涙腺崩壊不回避なこちらのシーン!!!

Scene.19、ミツミが生徒会忙しさのあまりに手伝うといったクラスの仕事がうまくいかず、女子に陰口を言われ落ち込んでいたところを、無自覚優男志摩君が慰めるシーン!

正直、こんなモテ男高校生で居たら怖いわっていうレベルの気遣い!!ぶっちゃけ私の地元にはおらんかった!!(田舎だからだろ)

スキップとローファー 第四巻 Scene.19
スキップとローファー 第四巻 Scene.19

ここのすばらしいんはね、ミツミを慰めているつもりがミツミに励まされているからなんだよね!!!!!

志摩君は多分幼少期の自分に重ねてミツミに同情したんです。頑張っても報われない自分というものに。

でも、慰めるって上から目線じゃない?対等ではないよね。
ミツミは志摩君を結果的に励ましたよね。励ますって対等だよね。

志摩君は、無自覚にミツミを見下しているんだと思う。
気持ちはわかる。聡いから、聡い人って、鈍い人のことを下に見がちだよな。私もそうだから。
でもふと、気づくんだよね。

ああ、ちがった、聡いことが人間的にできているんではない。聡いことで失った純粋さこそが尊いのであると。

あらゆる角度から物事を見始めれば、穿った見方をするようになりがちなんだよな。いろいろな角度から見るのではなく、たまにはまっすぐ、正面から見つめなければ、(向き合わなければ)、本質にはたどり着けないのだ。

志摩君はいわゆる常に自分に回ってくるボールを「いなして」いる。まっすぐ受け止めて、それを投げ返そうとするミツミを見て、「ああそんな方法あったっけ」って思いだしてる。大人の読者である私たちと同様に。

抜粋2ページ目の1コマ目、泣いている志摩君の幼少期のカットと3コマ目のミツミのグッドサイン。

まるで幼少期の泣いていた自分が救われたような気持になるこのコマ割り。

これが漫画がうまいということですよね。何度でもいうよ。漫画がうまいってこういうことなんですよ。
台詞の少ないこの見開き。
2コマ、4コマ目の志摩君の表情。
時間という概念がない漫画の紙面上で、まるで時が止まったような、カメラが一度そこで止まったような演出巻。
まるで読み手の時間すら操作させる漫画力。ほんと素晴らしい。

②ゆづとまこ

この二人のシーンも名シーンは数多くこれから出てきますが、まあ、文化再編でここは外せないよな~~~~~。
文化祭に来ていたまこ友がゆづと初対面のときのまこと同じムーブ(美しすぎて引いちゃうw)をしてそれをフォローする、というシーン。

スキップとローファー 第四巻 Scene.20
スキップとローファー 第四巻 Scene.20

こんなの2ページだが感想言い出したらきりがないから漫画力っていう点だけで説明すると引用2ページ目1コマ目「ヨークシャーテリア♡」!

ここがすごいんすわあああああああ!!!!!!わかるかああああ!?!?!

まことゆづ、両方が写っていない子のコマのすごさがわかるか!!!!!

ズバリ、余白です。

小説でいうところの行間です。
ここに二人の表情がどちらも写っていないことで私たち読者はどうしますか!?!?!

想像します。二人の表情を。

それは、笑っているかもしれないし、前のページのまこのようにまだ焦っているかもしれない。
でもあえてそこを描かないことで、私たちは私たちなりの最高の二人の表情を想像するんですよ。そしてこの「ヨークシャーテリア♡」のコマに当てはめる。勝手に。
そしたら、完璧なシーンが出来上がります。自分で想像するわけですから、それ以上に完璧なコマなんてないわけです。

それで余談だが、「ヨークシャーテリア」の嫌味っぽさ(外見だけでなく家柄の良さまで醸し出してくるゆづの性格とのギャップw)まで完璧やねんな。すき。

うわ、まって、次のシーンのおすすめ行こうと思ったら、兼近先輩推しこれを出さずにはいられなかった。
ということで休憩のおすすめ1シーン?

スキップとローファー 第四巻 Scene.21

「ご飯を食べる 出勤するみたいな 毎日の営みに到達点ってあんのかな」

無駄な説明なんでいらないですね。私が兼近先輩を好きな理由が凝縮された台詞。

難しく考えないで好きなことやってりゃいいじゃん、それで生きていけたら。サスペンスドラマみたいに全部の行動に動機なんてなくね?

そういっているようですね。
頭でっかちな大人は好きなことでもやる前に「それって意味あるかな?」とまず考えがち。
そんな大人の悪いところを高校生で身に着けてしまっている志摩君への兼近先輩の純粋な台詞がぶっ刺さるうううううううううう!!すきいいいいい!!!!

兼近先輩って決しておバカではなないだけに、クソぶっ刺さるよなw
好きなことへの執着っていうのがうらやましいのかもなー。人生を豊かにするうえで絶対に必要なことですもんね。それが本能で理解できてるんだろうな。それも才能だよな。

③生徒会長と副会長

うう、めちゃ長くなった。ごめんね。最後のおすすめシーンです。
私兼近先輩の次に生徒会長が好きです。彼ナチュラルS、ツンデレ属性だよね。すきやわー。結婚して―。

個人的に二次創作を書くなら生徒会長と副会長をかくかもなってくらいくっついてほしいカップリングなんだよね~(原作ではないだろうけどさ)

スキップとローファー 第四巻 Scene.23
スキップとローファー 第四巻 Scene.23

ま、ミツミと志摩君の関係に似ていますよね。
要領の良い生徒会長(ひねくれ)とクソ真面目副会長(純粋)。
この2組、何が違うんだろーと思ったけど、志摩君より生徒会長の方が「自覚あり」なんです。
自分の弱さ、そして副会長の良さがわかっている。

志摩君はね、まだ気づいてないんだよね。自分の強み弱み、そしてミツミの強み弱みに。人間には必ずその両方があるということに。
そしてミツミは本能でそれを察している(理解しているかは微妙)

生徒会長は自分が他者から要領よくみられていることも、本当はそうじゃないことも、

それでいいと思っている。それを利用しているまである。

志摩君はそこで葛藤している。なぜ本当の自分が他者に理解されないのかという葛藤がある。
生徒会長にはそれがない。吹っ切れてる。

ま、ドSだからでしょうねー^^すきやで^^会長^^

んで糞まじめな副会長に対し「あなたはそれでいんじゃね?やり方(幸せになる割り切り方)は人それぞれっしょ」って思ってる。
志摩君はミツミのやり方は非効率で非推奨だとちょっと決めつけちゃっているんだよな~まだ子供だよね!

最後に副会長に花を渡したのは、「俺は俺、あなたはあなた」というすごく冷めた割り切りに見える。しかしその割り切りこそが会長の優しさだと私は思うなー。

あんまり登場しないのにめちゃくちゃしびれるいいキャラだわあ。
そう、しびれるくらい冷めてるんスわ。
だからうっとうしいくらい熱い副課長とお似合いだと思いません?足りないところを埋めあうような感じで。
つきあってほすぃーなーあー!(笑)

うう、毎回長すぎますが、この辺で。
次回はまた5巻感想でお会いしましょー!!!


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