サンチャゴへの道 巡礼6日目 【2023年夏】
こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。体調がよくなったと思ったら、両足の親指にマメができてしまいました。
本日の行程 エスティージャ → ロス・アルコス
前回の投稿はこちらからどうぞ。
今日の天気(予報) ロス・アルコス 晴れ
最低気温15℃ /最高気温24℃
今朝は手作りサンドイッチにバナナとヨ−グルト、自販機のカフェ・コン・レッチェの朝食。ちょうど6時半に出発。先に「カミーノというと王妃の橋をまず思い浮かべる」と述べたが撤回する。イラ−チェのワインの泉だ。そう、蛇口をひねればワインが出てくる夢のようなやつだ。
歩きだしてしばらくすると、前方にワイナリーが姿をみせる。そちらを目指して足早に道路を横切る。道の傍にワインの蛇口が見えた。バックパックを下ろし、中からこの日のために買ったコップを取り出す。まずは水の蛇口を捻り、コップを洗い水を飲む。そして、ついにワインの蛇口をひねる。あれっ?ぽとん、と雫が落ちるものの、出てこない...。
写真を撮って記念とした。
イラ−チェを過ぎて、お腹の調子が悪くなった。次の町でバルに入り、トイレを借りる。ヨ−ロッパ旅行をした事があれば、ホテル以外でトイレに行きたくない人もいるだろう。しかし、アルベルゲでもバールでもトイレは清潔だ。おそらく、清掃が行き渡っているのが一番だが、使う人の意識にもよるのではないかと思う。巡礼者はマナーが良い人が多いと言ってもいいと思う。
今日の道は土の道がほとんどで、天気がよく砂埃が舞う。今日だけで、と言うわけではないがシュ−ズは真っ白になってしまった。その土の道の脇にはぶどう畑が広がりワイナリーも見える。
今日のロス・アルコスでナバラ州は終わりだ。シェ−クスピアの「恋の骨折り損」はナバ−ラの王と3人の貴族、フランスの王女とそのお付の3人との恋の騒動をえがいたものだったのを思い出す。
明日からはリオハ州だ。言わずと知れたワインの産地。リオハワインは他の国のワインと比べて安いのに美味しいので千円〜二千円のものを買ってくることがある。フル・ボディの本格派の印象だ。
今日の行程は最後の町を出てからが距離がやや長い。そんな時に道端に次のような表示があった。
あと2キロで美味しい飲み物が飲めると思うと、足早になる。ワインの泉で裏切られたのも忘れ、2キロの道のりを急ぐ。たどり着き、アクエリアスを頼む。日本にあるのかどうか知らないが、オレンジ味だった。砂漠のオアシス!フードトラック!だ。
11時半頃にロス・アルコスまで3.9キロに迫る。ちょうど12時に目指す公営アルベルゲに到着。ルーチンを終えた今日はベッドで休む。
七時過ぎに洗濯物を取り込んで夕食に出る。サンタ・マリア教会が開いていたので中を覗く。よく分からないがフル−トやハ−ブ等の楽器の演奏に合わせソプラノの女性が歌っていた。
その後はバル2件をハシゴ。1軒目はビ−ルとピンチョス2品、2件目は地元の赤ワインとトルティーヤを頼んだ。バル通いも8軒目となった。
本日歩いた距離 21.3キロ
本日までの累積 132.8キロ(のべ 6日間)
サンチャゴまで 633.4キロ
本日の活動記録はこちら(YAMAP)
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