見出し画像

サンチャゴへの道 巡礼5日目 【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。今日はプエンテ・ラ・レイナからエスティージャまでの予定です。

本日の行程 プエンテ・ラ・レイナ → エスティージャ

前回の投稿はこちらからどうぞ。

今日の天気(予報)  エスティージャ 曇のち晴れ
最低気温15℃ /最高気温34℃

天気予報で最高気温が34℃まで上がるという予報に、皆、先を争うように宿を出ていく。6時前にはかなりの人が出発した。炎天下に歩きたくはないのは、同じだ。自分も辛うじて6時になる前には出発した。薄暗い中、王妃の橋がぼんやりと姿をあらわす。カミーノと聞いて、最初に思い浮かべるのが自分にとってはこの王妃の橋なのだ。

王妃の橋を渡って次の巡礼が始まる

道は車道と並行したり、少し離れたりしながらもおおよそは車道と同じ道筋をたどる。もちろんカミーノが先にあったわけだが。先を歩く大きな身体の男性が道端から何かもぎ取り口にする。手にしたものを見せてくれる。美味しいかと尋ねると、頭を横に振る。でも、ひと粒差出すので食べてみる。「酸っぱい!」と叫ぶと、カラカラと大声で笑われた。

その先にぶどう畑が広がっている。どうもワイン用のぶどうらしく、粒は小さい。先程食べさせられたものの正体だ。畑から道端にまで飛んで実を実らせていたようだ。昨日は、フランス人の若者が「ベリー」と言いながら道端の木苺をくれたが、そちらはおいしかったのに。

日照りと水はけが大事

小さな町に何度か入る度に思うのは、町中では巡礼路が少し分かりにくくなるということ。今日は一度道を見失った。近くのパン屋の店員さんに尋ねた。快く教えてくれたが、後でよく見ると、きちんと黄色の矢印があった。そのすぐ後には建物の方向に矢印があって、どうしたものかと思案したが、これは建物の中を通り抜けるということだった。

町に入ると迷う

いまのところ、道を間違えてロスを生じていない。これは、前の巡礼を見失わないようにしていること、人に尋ねることと、GPSのおかげだ。

早く出発したせいか、エステージャまで3.9キロという表示が見えたのが10時台。このまま行けば、お昼前に到着となる。あと一息と言い聞かせて歩を進める。曇っていた空も11時近くになると晴れてきて、体感の気温も上がってきた。

これでどこの国の人が多いかが分かる

どうにか11時半頃に到着する。目当ての公営アルベルゲ前には先客が2人。3人目として並んだ。正午のチェックイン開始までアルベルゲの前の日陰で腰を下ろして休む。

どこに泊まるにせよ、チェックインのときにはパスポートの提示が必要だ。ここではスマホでパスポートの写真 ページを撮影し、スマホの画面に 各自 サインをさせていた。指で 漢字でサインをするにはスペースが足りなかった。

公営アルベルゲは先着順 9ユーロで泊まれる
お昼ごはん サン・ミゲルビ−ルと共に

いつもの ルーチンでシャワー浴び 洗濯後 ふらりと街に出る。 とても暑い。 ツーリストインフォメーションに行ってスタンプをもらい 市内の観光案内地図をもらう。地図に沿って町を歩く。とても気に入ったのはサン・ペドロ・デ・ルア教会の回廊、サン・ミゲル教会のファサードのスペインロマネスクの彫刻、それに町の通りに突如現われるバロック風の強烈な建物。

ツーリストインフォメーションが入る旧市庁舎
中には入れず外から見た
門の周囲の彫刻
上部の反り返りが印象的なバロック建築
この日は30℃を超えた日
我慢できずアイスに手が出る
ミサのあったサン・ファン教会

アルベルゲの門限は10時。8時からサン・ファン教会でミサがあると聞き、行くことにする。そこでフライング気味にミサの前にバルで生ビールとピンチョスを頼む。ミサは予想より短く、30分で終了。そこでもう一軒バルに寄り赤ワインとトルティーヤ、魚介のマリネのピンチョスで夕食とする。またしてもヴァルデ夕食だった。

トリュフの香りがするなかなかの一品
サン・ファン教会祭壇

本日歩いた距離 21.6キロ
本日までの累積  111.5キロ(のべ 5日間)
サンチャゴまで  654.7キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?