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サンチャゴへの道 巡礼4日目 【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。今日はパンプローナでの休養を終え、王妃の橋で知られるプエンテ・ラ・レイナを目指します。

本日の行程 パンプローナ → プエンテ・ラ・レイナ

前回の投稿はこちらからどうぞ。

今日の天気(予報)  プエンテ・ラ・レイナ 晴れ
最低気温15℃ /最高気温30℃

朝は6時のアラ−ムで起きる。昨晩新しく買った小振りのバゲットと生ハム、SJPPで買ったチ−ズでサンドイッチをつくり、定番となったバナナを食べて朝食とする。7時前に出発。朝はまだ気温15℃。長袖シャツを着ていても少し寒い。ただ、歩き始めると身体は温まってくる。

出発時の気温
パンプローナは地面に金属製の貝の矢印がある

町の出口にあるナバラ大学でクレデンシャルにスタンプを押しますとの案内が日本語も含め各国語で表示があったが、この時間に開いているとも思えないのでパスをする。今日出会う巡礼は初めての人ばかり。一日遅れとなった事を少し後悔する。こちらから挨拶しても、反応がイマイチに感じるのは気のせいだろうか。

初めて見るひまわり畑に圧倒される。何度も東洋系の人とすれ違うが、日本人はいない。1日目、レオポルド峠で休んでいると、「こんにちは」と日本語で声をかけられた。日本語の達者な外国人だなと思っていると「日本人です」といわれる。目が大きく、鼻筋も通った顔立ちなので誤解したのだ。聞くと栃木出身で、今はスペイン在住のハシモトさん。彼は昨日までは唯一日本語で言葉を交わせる相手だったが、やっぱり会うことはないだろう。

広大なひまわり畑

時々現われるどの町で休憩するかは自分の体調次第。今日は登りの始まる直前の町の売店でアクエリアスを飲んで喉を潤して峠越えに備えた。前方を見渡せば、風車の列。風力発電の風車が山の尾根沿いに何キロにも渡って列をなしている。現代版ドン・キホ−テか。登るに連れ、風車が近づき、巨大さを実感する。

進む先に風車が見える
登るにつれ、大きくなる

峠では歩いて来た方面とこれから進む方面の素晴らしい景色が待っている。そして巡礼者のモニュメント前ではお決まりの記念撮影だ。今日は、自転車のグループに写真を頼まれたので、代わりに自分の写真を撮ってもらった。一人のときは頼むタイミングを逃さないことだ。

これから進む方向
巡礼者のモニュメント

下りに入ると多少は気が楽になる。滑らないように気をつけながら下りてゆく。峠を越えてからはゴールまではあと一息。フランス人の若者グループが歌を歌いながら進んでいく。目星をつけていた町の入り口にあるアルベルゲでベッドを確保してほっとする。実はパンプローナまでは宿は予約を入れていたが、今日からは宿は現地で見つけるからだ。早めに着いたので下段のベッドを確保できてさらにほっとした。

左がアルベルゲ
シュ−ズの種類が気になった 
自分と同じローカットが多数派

シャワーと洗濯後に町を見学。一旦宿に戻って休憩する。疲れからかうつらうつらと意識が遠のく。8時を過ぎたので、洗濯物を取り込んでから、まだ明るい中を食事に出かける。昨日とおなじく、バールを二軒はしごをして、ビンチョス3品と生ビール2杯を夕食とした。パンプローナに比べてかなり安かった。

スペインロマネスク
原始的な感じもするが、計算され尽くしているとも
王妃の橋の上
横からの方がいいに決まっている


本日歩いた距離 23.9キロ
本日までの累積 89.9キロ(のべ 4日間)
サンチャゴまで  676.3キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)


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