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兄夫婦と行くイタリア旅行 到着編 スリグループに2度も狙われる

入国検査

昨日?のドバイからミラノへと5時間のフライト。ようやく目的地のミラノに到着した。予定通り14時20分頃。日本のパスポートは自動化ゲートに対応しているのですぐにゲートを通り抜ける。その後係官がぶっきらぼうに「パスポート!」と声をかけてスタンプを押す。「Grazie!」と言っても表情は冷たいまま。

荷物がなかなか出てこない

空港でスリに狙われる

空港からはマルペンサエクスプレスでミラノ中央駅に行く。列車のピクトグラムを辿っていくと駅に着く。途中、地下の駅の階まで降りる大きなエレベーターの中で兄がスリに狙われた。兄嫁と兄の間に1人の若い女が何か言いながら割り込んでいく、その後ろの兄の横に大きなカバンを持った別の女が兄のショルダーバッグを狙っていた。

私が大きな声で、「カバン!カバン!危ないよ!」と指をさしながら兄に注意すると、二人組の女性はエレベーターを降りずに上階に戻って行った。兄と兄嫁には何度となくミラノは危ないし、スリのターゲットにされると気をつけていてもやられてしまうと伝えていたが、着いた途端に狙われてしまった。

列車内でスリグループに狙われる

マルペンサエクスプレスはタッチレス決済が使える。ホームに降りるエスカレーター横にタッチ決済用の機械がある。カードを近づけると、「クレジット受付!」とイタリア語音声で返す。改札が無く、そのまま電車に乗る。検札がくるかと思ったが、こなかった。到着駅でも改札はない。そのため、悪意があれば無料で乗れる状態だ。この列車でスリが横行する原因かもしれない。

列車に乗り込み、座席を確保してホッとしていたのだが、途中駅で、若い女の子が6、7人ほど車両に入ってきた。様子を見ていると、ロマっぽい顔つきで、目つきが怪しい。これは我々3人がそれぞれの大きなスーツケースを持って降りるときによくある手口の挟み撃ちを狙っているなと思い、車両の中の全員が降りてから動くことに決めた。幸い、中央駅は終着駅なので、慌てて降りる必要がない。

私が腰を浮かせると彼女達の内3、4人が反応して立ちあがろうとしたくせに、こちらがまだ降りないと見ると再び腰をおろして他の乗客が降りても続こうとしない。明らかにこちらが動くのを待ってある。「どうぞ!」と手で促しても、キョロキョロと辺りを見回し、白々しく「ここは中央駅?」とこちらに聞いてくる。「そうです、どうぞ!」と繰り返すと「ありがとう」と言いながら降りて行った。

彼女たちも、終着の中央駅では降りずに同じ列車の別の車両に残って、来た経路を逆戻りしようとしていた。それを見てスリグループだと確信した。何度も往復しながら獲物を探っているようだ。

たった1日、1時間程度の間に2度もスリのターゲットになったことに、治安の悪さを感じた。「歳を取った日本人」という格好のカモ感が出ているのだろう。これからの2週間、緊張の連続だ。ミラノの宿は中央駅から徒歩3分。ゆっくり休んで、明日からの観光に備えたい。

駅前のスターホテルアンダーソン 便利な立地だ

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