夏の青森へ 1
先週の月曜日から1週間、家族で青森旅行に出かけた。神戸空港から青森空港にFUJI DREAM AIRLINESが就航している。初めての青森は奥入瀬渓流ホテル、青森市、弘前にそれぞれ2泊の6泊7日の旅行だった。
車は運転しないため、現地ではバス、電車での移動だ。ガイドブックには交通機関の詳しい情報は載っておらず、事前に各交通機関のホームページで下調べをして計画を練った。大都市圏とは違い、バス、電車の本数も少ないため、同じような旅行を計画している人のために、移動の行程も併せて掲載した。
奥入瀬渓流ホテル
神戸から青森までは約1時間40分のフライト。正規運賃は4万弱のようだが、早めの予約で一人1万円を切ったので、これはお得。最初の2泊は星野リゾートの奥入瀬渓流ホテル。ホテルの送迎バスはJR青森駅発のため青森空港からJRバスで駅に向かう。送迎バスはホテルまで約90分、午後5時前にチェックインした。その後は温泉と夕食でゆっくりと過ごす。
館内にはチェックイン後から夕方までくつろげるロビーラウンジがあり、無料ドリンクサービスがある。レストランはビュッフェ形式の青森りんごキッチン(朝・夕)とフランス料理Sonore(夕)がある。ビュッフェの方は、ホタテやアップルパイなどの地元の名産を揃えていて、楽しい。温泉には露天風呂もあり、そばを流れる渓流のせせらぎを聞きながらゆっくりとできる。また、さまざまなアクティビティが用意されている。食後にそのうちのひとつ「森の学校」の話を聞いて、翌日の渓流歩きに備えた。
奥入瀬渓流トレッキング
2日目は奥入瀬渓流トレッキングと十和田湖観光だ。ホテルを朝8時に出発する渓流シャトルバスに乗り、10分程で最初の停留所(三乱の流れ)に着き、下車。十和田湖は子ノ口までの距離は10キロ弱。高低差のないとても歩きやすい道で、ゆっくり渓流や滝、周囲の植生を堪能しながら歩いても4時間あれば十分だと思う。晴れれば晴れたで、渓流に光が差して美しいし、雨なら雨で、苔やシダが生き生きとして見える。8月でも20度を下回ることもあるほど涼しく、水音と緑に癒される体験だ。
渓流の流れや時折現れる滝、渓流の周囲の植生などの自然を目に焼き付けながら歩き、十和田湖の湖畔、子ノ口に予定より早く到着。しばらく続いた大雨のため、子ノ口から休屋までの道路に土砂崩れがあり道路が閉鎖されていたが、つい数日前に復旧したとのことだった。その影響か、観光客もまばらで、空いている食堂も一軒だけだった。
十和田湖
子の口で昼食を済ませ、十和田湖遊覧船の出発を待つ。子ノ口から十和田湖観光のメイン休屋まではバス便もなく、歩くと数時間かかる。そのため休屋までは遊覧船が便利だ。遊覧船の運行は子ノ口から休屋館は1日3便のみ。雨が降り出す中、午後1時30分の便に乗船、景色を眺めながら50分後に休屋に到着。
休屋も観光客は少なく、雨のせいかボート遊びや多くのレストランも閉まっていて活気にかける。大雨の被害がなければ観光客で一杯とのことだ。十和田湖観光定番の乙女の像と十和田神社を忘れずに見に行き、雨がひどくなる中、観光センターで雨宿りを兼ねて見学をした。
ホテルの渓流シャトルは十和田湖までは運行していないため、帰りは休屋からホテル最寄りのバス停の焼山までJRバスを利用する。本数も1日数本と限られているため、事前にチェックをしておく必要がある。5時頃ホテルに到着し、自然の中での一日観光を終えた。