本当の自分
昔から私は人からのみられ方を気にしてしまうほうだった。いつも人の顔色をうかがってしまうのだ。
結果的に自分自身が多面性をもち、人によってみせる自分が変わっていった。
好きでやっていることだし、人に好かれたいという自分の欲求を満たしているのだから仕方がないことである。だが、そうこうしている間に本当の自分がなんなのか見失ってしまう。
自分の考えが自分自身のうちなるものからうまれていない。人生における選択も周りに左右されている。
そんな気持ちで溢れて、自分はなんなのだろうという疑問が頭の中に浮かんで離れなくなっていった。
しかし、なにを思っても、考えても人に対して異なる人格をみせる自分を変えることができなかった。
それならもはやと自分の考え方を変えてみた。
【多面性をもつ自分こそが本当の自分である】
あぁ、なんて楽なのだろう。
全ての自分自身を受けとめた瞬間、今までの重荷から一気に解放された。
自己嫌悪感というのは自分でしか拭えない。すべての自分の感情を理解して受け止めることも自分にしかできないのだ。
全部まるめこんで、自分自身。
本当の自分を愛してあげよう。
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