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四国村ミウゼアムにいったこと

ゴールデンウイークに四国村ミウゼアムにいった。そこがすごくよかったので記録。

一泊二日旅行の二日目、
クレメント高松ホテルからスタート。
歩いてことでん高松築港駅を目指す。
高松築港から瓦町で乗換え、
琴電屋島駅に到着。
琴電屋島駅、古くていい感じの駅。
駅の周りは何もない。
そこからグーグルマップをたよりに四国村ミウゼアムを目指す。
坂を上って、古い写真館を曲がって、
え?ここを通るの?っていう感じの
細い道を歩く。
10分ほど歩いて、四国村に10時ごろ到着。
早めの時間だったせいかわら家に誰も並んでいなかったので、かなり早いけど昼食へ。
(そのあと長時間四国村ミウゼアムに滞在することになったのでこの判断は正解だった)
大きい熱々のとっくりに目を丸くする子供たち。かわいい。
うどんを食べたら、いざ四国村ミウゼアムへ。チケット売り場の方がとても感じがよくて、割引になるもの、何か持っていませんか、ときいてくれて何も持っていません、というと申し訳なさそうにでは通常料金になります、と言ってくれた。

いよいよ四国村ミウゼアム内部へ。
流れ坂を上がっていると子供がトカゲがいた!と大騒ぎ。
また出てくるはずだ、と石垣の前に座り込んだのでそこでしばらく滞在。
そのあとなんどかトカゲを見た。
まずはかずら橋。
徳島のかずら橋は行きたいと思っていたけど
行ったことがなかったので、こんな感じかぁと思った。

がんばる次男。


子供たちはきゃあきゃあ騒いでいて、
もうこの時点できてよかったな、と思った。

そのあと小豆島農村歌舞伎舞台へ。
5月だったから鯉のぼりがかかっていた。

高いところにのぼってみたい長男。


そのまま、水の音がする方向へ歩いて
染が滝へ。
そのとき、丸亀藩御用蔵の前を通ったら、
ここがインフォメーションセンターになっていることに気づいて
夫に子供たちを託して私一人で
丸亀藩御用蔵にはいってみると
ここがとんでもなくすばらしかった。
石が二つつるされていて、
なんとなくぶつけてみると
みためからは想像できない音がした。
「サヌカイト」という石らしく、
子供に見せたいと思った。
奥の部屋では資料の展示や映像が
流れていて、この四国村ミウゼアムが
どういう場所なのか、どこをポイントに
まわればいいかがわかる仕組みになっていた。
ここでいいな、とおもったのが、
このインフォメーションセンターにくることで
「四国村ミウゼアムのことがすべてわかる」
のではなく、
「自分の目で四国村ミウゼアムをたしかめたくなる」
仕掛けがされていることだった。

夫と子供を呼びに行って、一緒に再度鑑賞。
キツネはどうやってつかっていたのか、
おおきなサヌカイトはどんなものなのか、
昔の灯台ってどうなっていたのか、
子供のわくわくが具体的になったところで
ルートを話し合って探検することができた。

この場所に最初に来ていなかったら、
子供たちにとっては
なんとなく、古い建物だ、水だ、かわったものがある、
というくらいで終わってしまったかもしれない。


予想外の音がする。

ただ、子供たちが興味津々になったおかげで全ての建物をじっくりと回ることになったため、5時間近く滞在することになった。
飴などのおやつも何も持ってきていなかったので、空腹で入っていたらあぶなかった。
内部には、景観に配慮した上で自動販売機が設置されている。

子供は楮蒸しに興味を持っていたようだった。
今の暮らしからは想像しにくいけれど、
昔はこんな風に生活していたんだよ、とできる範囲で説明した。

こう見ていると、職業を選択できるってすごいことなんだなと思った。
昔は、生まれた場所で生き方、職業がほぼ決まってしまう。
娯楽はどんなものがあっただろう。
むしろ、娯楽はあったんだろうか。

宮崎家砂糖しめ小屋では、
ここを牛さんがあるいていたんだよ、という話をすると昔の人ってあたまいいね、
と子供が驚いていた。

瀬戸内国際芸術祭の作品もいくつかみることができた。
この村の感じとアートがすごくあっているとおもった。

水景庭園エリアでは雰囲気が一変して、
安藤忠雄建築の世界だった。
四国村ギャラリーのエレベーターホールが
よかった。

灯台退息所では、ここでずっと暮らす
灯台守の生活をおもうと
なんだかきゅーっとなった。

最後のほう少し雨がふってきたけど、
それも心地のいい雨だった。

敷地がかなり広く、高低差が多いため、
歩きやすい靴、荷物は少なめ推奨。

また是非、別の季節に訪れてみたい。


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