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【全受験生必見】参考書はブックオフで買うべしというお話【#ずんだもんの東大文系合格マニュアル】(番外編1)


 
 
🫛ずんだもんなのだ。2017年東大文III現役合格で、2024年にようやく卒業、現在は場末の塾で教鞭をとりつつフラフラしている身空なのだ。今回もよろしくお願いしますなのだ。

 🩷四国めたんです。一浪で2022年東大文Ⅰ→法学部三年生です。本日もよろしくお願いします。 

 🫛早速なんだけど、めたんは受験生時代どこで本を買ってたのだ?

 🩷うーん、参考書って基本的に学校か塾で買わされるから、あまり自分で選んだことがないのよね。でも東京駅の丸善は行った記憶があるわね。あと今は閉まっちゃったけど、渋谷のジュンク堂とかも。

 🫛渋谷のジュンク堂懐かしいのだ。駒場生時代に、将棋の本を買いに寄ったりしてたのだ。渋谷といえば、ボクが2年生になる頃まではセンター街にブックオフもあったのだ。

 🩷ブックオフって渋谷にもあったのね。

 🫛そうなのだ、2018年夏に閉店したときは悲しすぎたのだ。閉店セールも行ったけど、そのころにはもうありきたりなラインナップしか残ってなかったのだ。

 🩷ちなみに今回のテーマって何かしら?

 🫛それを言い忘れてたのだ。ズバリ「参考書はブックオフで買うべし」なのだ。もっと言うと、「ブックオフの110~220円棚で買うべし」なのだ。

 🩷110~220円棚?そもそもよくわかんないけどなんなのかしら。

 🫛ブックオフは、価格帯によって、110~220円棚と、それ以上の価格の棚とが分けられているのだ。例えば歴史小説の文庫コーナーも、370円とか550円とか825円とかが並ぶ棚と、110円均一の棚が分けられているのだ。

 🩷そんな区別があったのね。全く知らなかったわ。でも今って参考書に限らず、古本はメルカリで買う人が多い気もするのよね。

 🫛そうだね、でも特に参考書類は、送料とかも加味して考えるとブックオフで買うほうが安かったりするのだ。しかもブックオフで参考書を選ぶメリットは、価格面だけではないのだ。ボクは塾に通ってなかったから、ブックオフにはかなりお世話になったのだ。実際、センターの過去問とかは、ほとんどブックオフの200円ので揃えたのだ。

 🩷値段の安さ以外にもなにかメリットがあるのね。よくわからないけど、とりあえず一つずつ見ていきましょう。

ブックオフのメリット①:売れ筋が反映されている


 🫛まず一つ目の大きなメリットとして、売れ筋が反映されているというのがあるのだ。

 🩷なるほど、新刊書店でも平積みとかってあるけど、ブックオフの棚には実際にどれが売れたかが如実に反映されるというわけね。

 🫛その通りなのだ。あまり強調されないことが多いんだけど、参考書選びで気を付ける点として、解説がいい加減だったりして完成度が低い、いわゆる地雷系参考書を踏まないというのは結構見過ごされがちなのだ。

 🩷なるほど、だからある程度売れ筋っぽいのを選んでおけば、地雷系を回避しやすいということね。

 🫛そうだね。もちろん地雷系で刷数を重ねてるようなのもあるけど、全体的に見ればわずかなのだ。どうでもいい参考書に時間と労力を投入するのは最悪なので、それはなんとか回避しなくてはならないのだ。

 🩷店舗によって並んでる参考書の違いとかはあるのかしら。

 🫛言われてみればそうなのだ。店舗によってだいぶ違ってて、ボクの住んでる地域にある店舗は、東大合格者も少ないせいか、あんまり東大向けの参考書はなくて、MARCH辺りの私立対策が充実してるのだ。逆にちょっと離れた地方都市にあるブックオフは、東大合格者が多いので、東大関連の参考書が多く並んでたりするのだ。

 🩷そういえば京都のブックオフは、某大生たちに売却された岩波文庫の『新島襄自伝』で溢れかえってるらしいけど、そういう感じで、その地域の学校で配られる参考書が、そのまま棚に反映されているのもありそうよね。

 🫛そうなのだ。学校で配られる参考書が地雷系というのは往々にしてあることなので、全国的にはマイナーだけど、なぜかこの店舗では数がたくさんある、みたいな参考書を見たときは注意してほしいのだ。でも、基本的にはある程度数があるものは信頼に値するから、とりあえず買ってみて損はないとは思うのだ。

 ブックオフのメリット②:新刊書店より品揃えの幅が広い


 🫛じゃあ二つ目のメリット「新刊書店より品揃えの幅が広い」について解説していくのだ。

 🩷これよくわからないのよね。普通に新刊書店のほうが多いと思うんだけど。

 🫛それはめたんが東京育ちだからなのだ。ボクが生まれ育ったような田舎だと、よほどの文教都市でもない限り新刊書店の品揃えは軒並み貧弱で、ブックオフが品揃えも在庫数も街一番の書店という現象がありがちなのだ。ブックオフ、それは田舎に残された、文明の最後の砦なのだ。だからある田舎のブックオフが閉まるとき、それはその地域の文明の光が喪われて、未開の昏迷へと還っていくということを意味するのだ。

 🩷文明は本がすべてみたいな認識やめてちょうだい。「未開の昏迷」にかなり強めの啓蒙思想っぽいのを滲ませるのもやめてちょうだい。

 🫛でも地方の新刊書店のほとんどが、あまりにも貧弱なのは動かせぬ事実なのだ。参考書でいうと、一部の出版社の参考書が全く取り扱われていないみたいな現象が起きてるのだ。

 🩷それはなんとなくわかるわね。Z会の参考書が置いてない書店とかは割と多いんじゃないかしら。

 🫛Z会の参考書置いてないはあるあるで、だいぶマシな部類なのだ。ものすごく貧弱な新刊書店だと、駿台の本も河合の本もなくて、東進の参考書しか置いてないみたいなところもあるよ。

 🩷東進の参考書も良書多いけど、さすがに東進縛りじゃ無理があるわね。

 🫛でも、ブックオフならamazonとかネット経由で買われたであろう本が流れ込んでくるから、地域の新刊書店に較べて、相対的に品ぞろえが豊富になるのだ。その街の新刊書店では手に入らないようなマイナーな参考書も手に入ったりするのだ。

 🩷具体的にはどういう感じなのかしら?

 🫛うーん、さっき言ったようにボクの住むまちは斜陽化著しいからあんまりめぼしいものはないんだけど、近隣だと、例年東大・京大合格者をコンスタントに輩出しているS高校を擁するS市のブックオフが好例なのだ。最近覗いてみたんだけど、鉄緑会の東大数学10ヵ年、東大古典、東大化学がずらっと並んでたのだ。あと東大数学の過去問50年とかもあったかな。いずれもS市最大の新刊書店では見かけなかったから、これらの参考書を実際手にとってみられるのは、S市だとここのブックオフだけなのだ。

 🩷新刊書店では実際に手にとってみられない参考書が置いてあるのはかなりのメリットね。東大関連、特に鉄緑会の本って、英単語帳『鉄壁』以外は地方だとほぼ置いてないのよね。

 🫛東大関連だと、赤本はかろうじて置いてあるけど、駿台の青本はないとか新刊書店だとありがちだよね。まぁ、ボクが受験生だった頃は、駿台青本の東大科目別25ヵ年なんていうのは影も形もなくて、赤本一択だったから、まだ浸透してない説はあるのだ。でもブックオフの店頭では青本もよく見るから、東大志望こそブックオフを覗く価値は大いにあるのだ。

 🩷①でメジャーな参考書が見つけやすいというのも見て来たけど、反対にマイナーなものも入手しやすいという良さもあるのね。


ブックオフのメリット③:安いので、気楽な使い方ができる


 🫛安いっていうことに関連するんだけど、「気楽な使い方ができる」これが三つ目にして最大のメリットだと思うのだ。

 🩷参考書を複数冊買っておいて、一冊やりこむのではなくて、それぞれの分野であったところを読むとかかしら。

 🫛それもありだけど、あまりオススメしないのだ。ボクがオススメするのは、あくまで参考書はちゃんと一冊ずつ完璧にするという方針なのだ。ただそこでのつなぎ役として、「中途半端な使い方をする用の参考書」をブックオフで安くで仕入れて使うというのは、かなり有力だと思うのだ。

 🩷うーん、よくわかんないので、もうちょっと具体的に説明してくれる?

 🫛そうだね、じゃあとりあえず数学の参考書の場合で説明するのだ。例えば東大文系志望で、数学をやんなきゃだけど、チャート式は分厚くて極力回避したいという人が、とりあえず『基礎問題精講』(以下『基礎問』)はちゃんと完璧にしたと仮定するのだ。この人は次に何をやるべきだと思う?

 🩷うーん、『基礎問』だけじゃ解法のストックが足りないから、まだ『プラチカ』みたいな実戦レベルの演習は怪しいわよね。チャート系が無理となると、『1対1対応の演習』(以下『1対1』)とかになるかしら。

 🫛ボクも『基礎問』→『1対1』は無難な選択だと思うのだ。ただデメリットとして、この二冊のレベル差はまぁまぁあるから、接続がスムーズじゃない、というのがあるのだ。もちろんそのまま問題なくこなせる人もいるけど、『1対1』の解説が独特なことと相まって、つまづく人も少なくないと思うのだ。

 🩷確かにそうかもしれないわね。あ、ここで「中途半端な使い方をする参考書」を挟むのね。

 🫛ご名答なのだ。例えばだけど、おそらくブックオフならどこでも220円で手に入るであろう『青チャート』を買って、つなぎとして使うのはどうかな。もちろんあの分厚さをすべてこなすわけじゃなくて、『基礎問』と『1対1』のレベルの間にある問題、具体的には🧭×3~4の問題だけ解くという使いかたをするのだ。

 🩷それでも結構分量あるけど、その場合は接続がスムーズな分野は飛ばすとかで対応するのがよさそうね。

 🫛ついでに「中途半端な使い方をする参考書」をもう一例挙げておくのだ。たとえば京大志望が東大の直近5ヵ年の過去問を見かけたら、とりあえず買っておくことをオススメするのだ。

 🩷5ヵ年がだいぶ前のだとしても?

 🫛古くてもいいから、買って軽く解いておくといいと思うのだ。過去問演習で京大に特化するのはいいんだけど、それだと傾向とか形式の変更があったときについていけない恐れがあるのだ。

 🩷確かに、英語だと和文英訳が自由英作文になったり、その逆があったりするので、ヤマを張りすぎないためにも、レベルが近い他大の過去問を数年解いておくのには意味がありそうね。

 🫛そうなのだ。だからどこを志望するにしても、志望校と近いレベルで、傾向がやや異なる大学の過去問があったら、とりあえず買って軽く解いておく、あるいは目を通しておくのがオススメなのだ。

 🩷ただメインでやる参考書や過去問演習が手薄になったら本末転倒だから難しいわよね。

 🫛そうだね、だから「中途半端な使い方をする参考書」は必要最低限に抑えるべきというのはちゃんと注意しておいてもらいたいのだ。でも確実に活用できれば、かなりの効果が出ると思うから、有効に活用してもらいたいのだ。

より得をする方法について


 🫛最後に、より得をする方法について教えてあげるのだ。

 🩷何かしらね?

 🫛5/3~5/6まで、ブックオフアプリ会員だと店頭の本が全品20%オフになるのだ。参考書もかなり安く買うことのできるチャンスなのだ。

 🩷完全に宣伝になってて草。でもまぁ20%は大きいわね

 🫛ついでにもう一つ、店頭にない本でも、ブックオフオンライン(https://shopping.bookoff.co.jp/で買うことができるのだ。このサービス、店舗受け取りにすれば、なんと送料手数料無料なのだ。

 🩷ここにも110円とか220円って意外にあるのね

 🫛店舗だと基本的に全部220円だけど、オンラインだと110円があったりするのでオススメなのだ。ただ書き込みの有無など確認できないから、そこは注意が必要なのだ。

 🩷それじゃあ今回のまとめをどうぞ

 🫛今すぐブックオフに行って、参考書を買えなのだ。

 🩷今回もありがとうございました。

 🫛こちらこそありがとうございましたなのだ。



🫛以下投げ銭コーナーなのだ。一冊分恵んでいただけると助かりますなのだ。

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