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美少女着ぐるみを自作した話_5【面制作編 全頭面の分割〜連結〜目のデータ作成〜目穴加工】

2024/02/01 追記
こちらの子はちょっと個人的に色々な事情があってオークションに出品させていただきます。
もしこの子を見かけても制作関係のことについてその方に質問しないでください。
もしこのレポのどこか詳しく聞きたいなどありましたらコメントかX(Twitter)でご連絡くだされば分かる範囲で色々とお答えします。

前回型から抜いた素体をいじり始めましょう。
バリがバリバリなのでそのへんをととのえます。
チリチリしてるところとか隅っこをリューターとかヤスリとかを使って整えていきます。

がびがび

作業に集中してて写真が少なくて申し訳ないです…。
次に前後で両断します。
リューターに切断ビットつけてギュイーンってやるとわりと簡単にいけます。

主に使うのは左の持ち上げてるやつ。色々あると便利。

ただ粉がたくさん出るので注意なのと、リューターがちょっといいやつじゃないとアツアツになって自分もリューターくんもしんどいです。
僕はプロクソンのミニルーターですけど何とかなりましたがわりとしんどかったです。
しんどかったのでディスクグラインダーを使いました。
でもあいつは室内で使うもんじゃねぇ。

カットする際はマジックなどでカットラインを先に書いておいてください。
僕は雰囲気厨ですがこれは雰囲気でやると絶対にズレます。
巻き尺とかを定めたラインに沿わせてマステで貼って目安を作って線を引くと良いと思います。

パカン

上の写真は端面の処理済みです。
リューターの切断ビットでカット、端面はヤスリがけ、断面に巣があったらパテ埋め、ガタガタを整えるためにもパテ埋めです。

で、今回は全頭面なので丁番をつけます。
樹脂ケチってちょっと強度不安だったのでパテで補強してます。
意味あるかはわかりません。
やり方は簡単で、適当な丁番を見繕ってそのサイズに合わせた皿小ネジを用意、ドリルで穴を開けて貫通穴を作り反対からナットで固定します。
今は仮止めですが後々の完成時にはネジロック剤があると良いです。
ロックタイトのやつ。

何故か他のより安かったゴールド

丁番つけて側面です。
隙間は多少あっても平気平気。
あまりにもでヤバそうだったら適宜エポパテで隙間埋めてきましょう。

多少の隙間はこのあとウィッグとかで隠れちゃうので

パッチン錠をつけます。
バチンってとめるタイプでいいんですけどなんかこのタイプ人気じゃないですか。
ミーハーなんですぼく。
これもやり方は簡単で、取り付ける位置を決めたらマステとかで固定、マジックで穴位置に印をつけてドリルで穴を開けます。
その後丁番とおなじく皿小ねじとナットで固定です。
その位置だと金具見えるじゃんって?
みせてんのよ。

とりあえず全頭面のかたちになってきました

中にうっすら見えると思いますが、百均とかで売ってる食器洗い用のスポンジを入れてみます。
普通に塊で売ってるウレタンとかでもいいです。
役割果たせたらこんなんでもいいんですよ。
なんなら汚れたときに同じものに交換しやすかったりするのでこれがいいまであります。
ちなみにこの状態で頭が入らなかったらアウトです。スポンジ外せばいいんですけど、全頭面だと金具が当たる可能性がなくはないのでできたらつけたい。
ちょっとねじねじ押し込み気味にすれば割と頭大きめな僕でも入ったので世の中の人の3/4の人くらいは入ると思います。
弟にも無理やりかぶせて入ることは確認できました。
弟にもかぶせました。
界隈の知人に話聞いたらスポンジすら入らない面持ってるとのことなので割と余裕ある方なのかもしれないです。

中にうっすらみえるピンクのスポンジ

ここいらでおめめを考えましょう。
特にこのタイミングでなくてもいいのですが、目穴を開けるのでこのへんで全体の雰囲気を考えとくといいと思います。
スケッチします。

描いた

今ヘタって思ったな?
ですが下手なのは事実なのです。
僕はイラストのたぐいをマジで一切描けません。
絵心的なセンスのなさはNoteの原型作り始め編の3Dを見てもらえばわかるかと思いますが、センスが壊滅的です。
それでもこのへんまでできてるので全ては根気です。マジで。
で、テキトーなソフトでデータにします。
僕はアドビ税を払ってるのでイラレです。
前職で少し使うことがあったので多少使い慣れてるためです。
税金払いたくない人はインクスケープとか使ってもいいし、普通に描かける人ならいきなりドローソフト使ってもいいです。
ぼく絵が描けないから…。
んで、こうなりました。

なったお!こうなったお!

いきなり飛び過ぎな気がする?元絵と全然違う?
いいんだよこまけぇことは!
雰囲気でやってたらこうなりました。
イラレは多少使い慣れてるので何なら手書きよりマシに見えるとおもいます。
ぼかしマジック!

なんの解説にもなってませんが、このおめめはこうなってます。
いくつかの図形が組み合わさっていて、図形の外周はぼかしをかけてパキッとした感じをなくすよう誤魔化してます。

ぼかしサイコー!

一応デジタルでのお絵かきソフトをはじめて使う人向けに軽く言っておきますけど、なるたけレイヤー機能は使ったほうが後々がすごく楽です。
レイヤーとはほんと文字通りに重ねる機能で、透明の紙に落書きしたものが重ねて順番に表示されてると捉えてください。
今回の瞳だとピンクっぽいのの上に黒目とかハイライトが乗ってるとかって感じです。
上の絵の透明度を変えることで下の絵がうっすら見えてきたりして、境界がぼやけて自然な感じに見えたりします。
ぼかしを崇めよ。

普段はここから別のソフトに持ってってさらにもう少し輪郭をぼやかしたりしますけどなんかうまくいかなかったので今回はこのままです。
ぼかしを讃えよ。

僕はお絵描きできないのでこれ以上の言及は避けますゆえ細かいことは自力で頑張って調べてください。
調べごとをして当たりをつけてテキトーになんかしてみるのは自作する上では必要な能力なので根性で乗り切ってください。

レイヤーの図

じつはの話ですが上の瞳はリテイク後の瞳で次からのがリテイク前の瞳を使ったものです。
リテイク前は結構アーモンド形です。
先に撮っとくの忘れたので新しい画像使ってます。
前のデータも差分で残してるけど引っ張り出すのめんどくさい…。
で、面の写真を撮って作った瞳を当ててみます。


かわいくねぇ!

可愛くねぇっておもっただろ!
いや、まぁうん…その…

目の形にあたりをつけてマジックでラインを引き、ドリルで少し内側に穴をあけていきます。
ミニ四駆の肉抜き方式です。

肉抜きしてメッシュ貼ったよね

形変わってる?
しらない。
開けた穴に対してまたまたリューターの切断ビットを使って切り取っていきます。
楽をするためにリューターを使ってますが、できるならホビーノコとかペンチとかヤスリとかなんでも構いません。
時間および労力の節約に電動工具はかかせません。
俺は面倒が嫌いなんだ。

にくぬきできた

このままだとバキバキです。
内側を削るのですが、リューターのこういうビットがあると便利です。

こういうの

多分サンディングバンドとかそういう名前でアマゾンとかにあったりすると思います。
粉出るし瞬間的に削れるのでやりすぎ注意。
やりすぎたらエポパテでカバーしてね。
リューターとか紙やすりと金属ヤスリとかを駆使して全体を整えます。

言ってるそばからやりすぎてんだよなぁ…

で、適当にサイズ合わせたおめめを印刷してマステで仮止めしてみると

かわいくねぇ!

かわいくねぇ!

イメージを掴むためまつげを描いてみます。
面にマスキングテープを貼ってちゃちゃっと書き込むと

かわいくねぇ!!

かわいくねぇ!!

今に見てろこいつを可愛くしてやるからな…。

今回はここまでで、次は表面処理とかにうつります。

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