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今週の読書1/4「はじめてのスピノザ」

やっと年末のお休みにたどり着いたと思っていたら、もう明けてしまった。本当に同じ24時間なのだろうかと思うほど、あっという間だった。

読もうと思った本は数あれど、結局違う本を読む。あまのじゃく。

「はじめてのスピノザ 自由へのエチカ」を読む。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000346995

「はじめてのスピノザ」。100分で名著で確か「エチカ」をやっていて、1、2回しか見なかったものの、とても興味を持ったので「エチカ」を購入。あっという間に断念してしまった。そのまま何に興味を持ったのかも忘れてしまっていた。「エチカ」は時々開いてはみるものの進まず。年末にいつもの本屋でこの本を発見し、迷いつつ購入した。迷ったのは、この本すら理解できないかも?と思ったからだ。結果、9割がたそれは杞憂に終わり、とても親切でわかりやすかった。(正しく理解できているかは別として。。。)

読み終えて、自分が何に興味を持ったのかは思い出せなかったけれど、読み進むほどに興味が湧いて、「エチカ」に再挑戦しようかな、と思いつつ、その前に「中動態の世界」を読み直してみようと思った。なんとなく自分が考えていたことと重なるところもあって、自分の考えを整理し、解説してくれるようなところもあって嬉しかった。読書は、自分が考えたことを表現する助けになるのだなと。

「必然性に従うことこそ自由」この必然性とは自分がもつ身体や精神の条件だ。その力を遺憾なく発揮することこそ自由になるというか。成長するにつれ、経験を重ねるごとに人は自由になっていうとでも言おうか。

「自由の反対は強制」外部の原因に支配されている状況が強制であって、自由ではない状態。

「能動」自らの行為において、自分の力を表現しているのが能動。この能動・受動の考え方は面白い。行為の方向性だけでなく、行為における力の表現で能動であるか受動であるかを判断する。

完全な自由はないけれど、人は少しずつ自由になっていく、というのは希望がある。でもそれを得るには、自分で試行錯誤していく必要がある。実験していく必要がある。

自分はどこまで自由になれているのだろうか。

続きはまたいつか。

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