微睡の世界VOL.15、日々の徒然です。

8月4日
マイナマンドが学芸大学メイプルハウスでアフターパーティ的なライブ。イベントで出てくれて気に入ってくれたそうです。
オーナーの愛犬がいつもいるのですが、それが特に出演女性アーティストに人気なんです（MaNaMaNaちゃんとか持って帰りそうな勢いでした）
その犬に会いたいから、そのライブハウスに出たい！なんていうのも良いですよね。

今や武道館アーティストになったiriもここに出ていたんですね（Mrs GREEN APPLEも赤い公園もBaseBallBearも出ていますが）雑に壁に貼らないあで額装をしましょう。店長！

フジファブリックのライブを有明ガーデンシアターに観にいく。
彼らは2000か01年に当時の部下で今もフジファブリックのチーフマネージャーの大森さんが「スピッツみたいな良いバンドを見つけたんです」とデモのカセット・テープを持ってきました。ライブを見に行き、育成契約を交わしました。
インディー時代はメンバーチェンジが激しいバンドだったのですが、良いギタリストがいないかと志村くんから相談されて現在のメンバーでもある山内総一郎君を紹介したりしました。

１０周年ライブはいったので10年振りでした。

過去の映像がたくさん使われるなどいろいろ思い出しますね。

下北沢の沖縄料理店で　総君と飲んでたら「良い曲出来たんで聞いてください」とイヤホンを渡されて話、ワン・コーラス聞いてイヤホン外して「すごい良い曲じゃんと言ったら「最後まで聞いてくださいよ！！」軽くキレられました。それが「若者のすべて」でした。

総君の奥様は大人計画の俳優の平岩紙さんで大人計画の追っかけの僕にとっては大ファンなんです。総君に終演後の挨拶で「奥さんもすごく活躍してるよね」と話たら「テレビで見てる人が家にいるって不思議な感じなんですよね」と言われて確かにそうかもですね。

また会えるのを楽しみにしてます

8月5日
いろいろサポートしている女性アーティストがギターを習いたいというので、ギター講師とかはしていないけれど、いつもお世話になっているギタリストの方に下北沢でレッスンしてもらう。
彼女はコードと簡単なリフは弾ける程度のスキルはあるので、まずはポリスの「見つめていたい」で練習。2つ目にコードは本当はローポジションだけれどハイポジションでやれば全然、弾きやすいんですね。僕も勉強になりました（無銭受講してですいません）

そのギタリストの方のお知り合いの方がコーヒー・ショップを始めているというので連れて行ってもらう。もとレコード会社のディレクターで、小田和正とか担当していたそうです。僕の友人の松任谷由美のディレクターも今は移動型のカフェをやっているのですが大物ニューミュージック・アーティストを担当するとコーヒー・ショップをやりたくなるんですかね。

見逃していたパク・チャヌクの2017年の映画「お嬢さん」が恵比寿ガーデンシネマでかかっているので見にいく。

噂には聞いていたけれど見た事ないくらい変な映画です。
1930年代の韓国の日本人の大金持ちの家が舞台なんですが、役者が韓国人なので日本語がカタコトなんですが、それはそれで違和感ではなく映画の面白みになってます。
美術も演出も素晴らしいんですが、どんどん話がエログロでドロドロの話になってきて普通ならB級キワモノ映画なんですが、美術や演出が超一流の豪華さなんです。もの凄い高級な食器で、とても食べ物とは思えない発酵食品が盛り付けられてるみたいな感じです。

8月6日
某SSWの自宅でミュージシャン3名と打ち合わせ。
彼女のキャラクター通りのお部屋でございました。
ユニット結成の意図と経緯がいろいろ変わってしまったので、これで整理が出来ました。不思議な感じのユニットになると思います。ライブも9月に決まってるのでお楽しみに！

下北沢に佐野史郎さん出演の舞台をスズナリに行こうとしたら開演18時だったのを勘違い。バカすぎ。滅多に映画や舞台の時間、間違う事ないんですけどね。なんか僕、悪い事しましたか？

時間が空いたので映画「下妻物語」の20年振りのリバイバル上映を見に行く。
これもY2Kブームだからですか？

ど田舎のヤンキー（土屋アンナ）とロリータ（深田恭子）
正反対の女子がなぜか連帯していくという話です。リアル・タイムでも見たのですが面白かったという記憶はありました。
当時はシスター・フッドなんて言葉はなかったですが、まさにシスター・フッド映画ですね。
篠原涼子と小池栄子の変わらなさにびっくりです。

googleがあったら成立しない設定に時代の変化を感じますね

ロリータ・ファッションで見にきている女子が何名かいて、その界隈では名作でされてるんでしょうね。笑わせてもらいました。

8月7日

spotifyの関連アーティストで掘っていくと、しばらくすると同じアーティストに戻ってくる気がするのですが、今、地下アイドルで掘っていくといつまで経っても元に戻らないですね。それだけ地下アイドルが多いという事なんだと思います。大半はAKB系、ロック系、わちゃわちゃ系なんですが、たまに音楽的に面白い事やっているグループを見つけると嬉しくなりますね（でもXで調べたら解散しててガッカリもありました）

映画「mommy」を見にいく。40歳以上の人なら覚えていると思いますが98年の和歌山でお祭りのカレーにヒ素を入れて子供含む4人が亡くなった（洒落にならない本当の飯テロ）事件の犯人が冤罪かもしれないという話です。

犯人の林眞須美があまりにキャラが立っていた（当時、着ていた服のブランドの売り上げが落ちたそうです）事もあり、加熱報道になっていたのを覚えています。

昔から動機が不明というのは言われていて冤罪説はあるのは聞いた事があります。確かに目撃証言は曖昧、使われたヒ素と犯人の自宅にあったヒ素が同一かどうかの確認も完璧とは言えない。さらに事件解決を急ぐあまり証人の発言を捻じ曲げた可能性もあって、さらに当時の検事や現地の住人は頑なにノーコメント。

容疑者は確かに保険外交員のおばちゃんで、その知識を利用して夫や知人にヒ素を舐めて体に傷害が出れば保険が降りるとけしかけて保険金詐欺を働いたのは事実だけれど、だからカレーにヒ素を入れるというのはつながらないですよね。シロアリの駆除のためにヒ素はどこの家庭にあっても珍しいものではないそうです。
「犯人はこいつに違いない！」という世論の圧に押されて検挙した感がしてしまいます。

夫のボンクラっぷり（試しにどんなもんかヒ素を舐めたら死にそうになった）が半端ないんですが、笑って良いのか分かりません。

問題作ですね。あの事件を覚えている人なら見る価値あると思います。

ジムに行って帰宅

8月8日
文坂なのちゃんのレコーディングで三軒茶屋。12時スタートでランチを食べ損ねると思い、ケンタッキーに飛び込んだのですが、若干遅刻、飲みきれなかった紙コップをそのまま持ってスタジオに入ったらなのちゃんから「あっケンタッキー」と言われてしまいました。「こいつ遅刻してケンタッキー行ってたな」とばれたんだと思います。勘が鋭いですね。本当にすいません。

最近は機材で歌をかなり直せるんですが、レコーディングというのは自分の歌にシビアの向き合う時間なのですごく練習になるんです。なので時間の許す限り機材に頼らず歌はレコーディングしたいと思ってます。だいたい平均1曲メインで3~4時間はかけてます。

文坂なのちゃんが下北沢mona recordでライブ、その前にパスタ屋さんに入ったんですが、なのちゃんが全く迷わず秒でオーダー決定。普通女子ってこういう店だと何回か行っていたとしても悩むと思うんですが、ちょっとびっくり、今後の彼女の動向はウオッチして報告します。

デザイナーのサリー久保田君と会う、彼とは80年代にGSのコンピのデザインを頼んだ時からの付き合い。グラフィックもやるしビデオも作り、彼は元ネオGSバンド、ファントム・ギフトのベーシストなんですが今もWink Music Serviceというユニットをやってます。なかなか多彩、でもあたりが柔らかいという意味では僕の知人ではナンバーワンですね。いつか会うことがあればお試しください。

8月9日
映画「お隣さんはヒトラー？」を見にく。銀座シネスイッチは昭和の銀座の映画館の風情があって好きですね。

ホロコースト・サバイバーがコロンビアに住んでいたら、隣に人物が引っ越して来た人物がヒトラーなのではないかと疑い始める話。

本物だったらあまりに嘘だし、人違いでした！でも映画のカタルシスはないですよね。どうするのかと思ったら見事に落としましたね。エビデンスはないですがヒトラーのよく言われる下ネタ話の使い方もさすがです。

大傑作ではないですがなかなかの良作でした。

そういえがアマプラのジョーダン・ピールもプロデュースに入っている「ナチス・ハンター」もシーズン2の最後が「生きていたのか？！」で終わったままなので3が待ち遠しいです。

8月9日
ジムに行ってから映画「TWISTER」を見にいく。

こんなベタなエンタメ・ブロック・バスター映画なのに監督が80年代の韓国移民を描いて絶賛された社会派映画「ミナリ」の監督なんです。

それで見に行こうと思いました

こういう映画でありがちな欲に目が眩んだ悪いやつが最後に死んで、ザマァみたいな話ではないんです。出てくる人は約1名を除いて全部、結局を良い人になるのが見事ですね。

80点満点の映画で130点出でしまいました！という感じでした。

ドローンパイロットの女性、いろんな映画でちょいちょい脇役で出てくるけど結構印象に残って好きなんです。メインの作品が見たいです。

今週は以上でした！