マガジンのカバー画像

⑤Vintage JOURNAL

9
ヴィンテージショップでもあり、ラボでもある、実験的なプロジェクトとして活動しています。 このJOURNALマガジンでは、私たちが大好きなブランドや、デザイナー、スタイルアイコン、…
運営しているクリエイター

#ヴィンテージファッション

ヨウジヤマモトと古今東西のスタイルアイコンから見えてくる、黒ファッションの魅力

自称ファッションアディクトで、古今東西のファッションがとにかく三度の飯より好きな自分が、黒い洋服のコーディネート、というあまりにもザックリしたテーマに取り組んでみようと思う。 私にとってその原点はヨウジヤマモトのお洋服である。べつに現在全身をヨウジで固めて生活しているわけではないが、ある一時期とてもハマってしまい、年間3桁の金額をつぎこみ、挙句の果てにパリコレのお席をいただくまでに中毒化してしまった。世の中に黒い服やファッションスタイルは山のように存在するが、生まれて初めて

金子功とガーリーとオリーブ少女と80年代と。

DCブランド全盛期、ラフォーレ原宿がセールになれば、とんでもない大混雑と大行列でごった返し、足を棒にしながら洋服を求めて歩き回った80年代。あの熱狂はなんだったんだろう・・。新しいもの、ワクワクするもの、見たことのないオシャレな世界はぜんぶオリーブとかananの中にあって、リセエンヌの金色の猫っ毛とは真逆の自分の直毛に苛立ちつつ、ソバージュでごまかしていた高校生の頃、(すみません学校はパーマ禁止でした)今考えると世界はガーリーだった。 1970年代のananに見る、金子功さ

映画クレイマー、クレイマーのファッション

ダスティンホフマンが子育てに奮闘する父親を演じる映画、クレイマー、クレイマー。妻役はあのメリル・ストリープ、彼女の衣装のスタイリングがとにかく素敵なので、改めて注目したいと思います。 1979年の作品で、私はリアルタイムではないですが、10代の頃に観た記憶があり、両親の離婚に翻弄される幼い男の子がいじらしくて、涙した名作という認識だったのですが、今考えると、そういえば妻役はメリル・ストリープで、衣装が素敵だった印象がありました。最近個人的に70年代のファッションのエレガント