嘘の種類と心理学
人は嘘をつく生き物である、ということを否定する人はおそらくいないに違いない。
子供が大人になっていく過程で親が成長したなと感じる瞬間でもあるのが嘘をついたときだろう。
嘘、ということで、私が生まれて初めて買った新書が新潮新書のこの本である。
そう、元検事で元国会議員のあの若狭勝氏が書いた本である。
一時期希望の党なんかで話題になっていたが、それ以前から私はこの本で若狭氏のことは知っていた(そういえば元検事と言うことでちょくちょくテレビにも出てたかもしれない)。
この本の記述を借りて言うと、嘘には四つの嘘があるという。
その内訳はそれぞれ、
だそうな。
それぞれつく側の心理としては防御の嘘は本能、背伸びの嘘はプライドと恥、欺瞞の嘘は悪意、擁護の嘘は良心や思いやり、だそうな。
ここから先は本を買って(借りたり立ち読みでも)読んでみてください。
さらに嘘について知りたい方は他にも仕草の本なんか見てみると良いかもしれない。
例えばなだめ行動だとか、間の取り方だとか、視線の外し方だとか、直感に訴えるものはいくらでもあるだろう。
そんな人の嘘は多少見抜ける私だけども、私自身は嘘をついたことがない。
嘘つきました、ごめんなさい(笑)。
嘘をつくことに関してはてんで駄目である。
もう本当ダメ。
人からも「嘘がつけない人」呼ばわりされて赤っ恥である。
そもそも私自身あまり好んで嘘をつく人ではないのだ。
先の本を借りて言うのならば、防御の嘘がほとんどで、たまに擁護の嘘をつくくらい。
話を合わせるために適当に嘘をつくことがある(多分バレてるだろうけど特別問題になったことがない)、これは相手のためなので擁護の嘘に入るだろう。
一方で背伸びの嘘と欺瞞の嘘はまずつかない。
特に人を騙そうとする欺瞞の嘘はほぼついたことがないだろう。
人を騙してまで得をしたくないというのと、騙されて嫌な気分がする人がいるのが嫌というのが多分もっともな理由。
このことは、自分でわざわざいうのも恥ずかしいし嘘臭く聞こえるのだが、ビッグファイブの結果である誠実性にも現われている。
この欺瞞の嘘をつく人がマキャベリストでありダーク・トライアドであろう。
一見魅力的で、所謂詐欺師に多いタイプだ。
あまりに自身の良い面ばかり見せてくるような人間は胡散臭く、気をつけなければならない。
(逆に弱点をわざと曝け出すタイプの詐欺師もいる、これは嘘をつくのに全く抵抗がないタイプでだいぶ厄介)
詐欺師というのは実は非常に頭の回る(ずる賢い)人がなるタイプで、知能犯でもある。
心理学を少し勉強していけばこういうずる賢いタイプの判別が可能になってくる。
こういった大事なことは学校で教えないので(是非とも教えて欲しいと思うのだが)、皆さん積極的に勉強してみて欲しい。
まずは手始めに本屋で一冊好きな新書を手にとってみてはいかがだろうか?
あわよくばそれが心理学への入り口になりますように。
追記:
記事公開時点ではAmazonアフィリエイト貼らないという話をしてましたけど、方向転換します。
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完全にこの記事の存在を忘れてました(^^;
訂正いたします。申し訳ございません。
追記2(2023年1月21日):
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