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「ルックバック」が私に刺さらない理由がわかりました




チン    ジャオ     ロー     スー



みなさ〜〜ん!「ルックバック」読んでますか?


今映画もやってますよね‼️

ネットで漫画版が全編公開されたタイミングで私も読んだんだけれども、あれよくわかんなくないですか⁉️


読んだ感想。


「この話、嫌すぎ〜‼️‼️」

読み物として批判をしているのではなくて、読んだ感想としてこう言っています。そこ履き違えんなし(ギャル)。

よく言われている「絵を描く人に刺さる」というのはその通りで、それがどの方向に刺さるのかは人次第なところがある。

ぶっといぶっといオークが持つようなレイピア(そんなものはない)になって心臓ど真ん中に刺さる人もいれば、中国製のバサバサの爪楊枝になって尿道に突き刺さる人もいる。

なんかこう、人間味の部分を漫画として描きたいがために、主人公や登場人物の人間味を細かく正確に、さらにそれを超えて過大に描写しているので、絵を描く人にとっては自分の過去に重なる部分をそういう様に描写されているので何かを感じるのだと思う。

絵を描く人に刺さる、というのはおそらくこのことを言っている。だがやはりらその刺さりの方向は千差万別で、「そうだったよなぁ!」派「そうだったわ…げっ…」派がいる。さらに言うと「そういう奴いたわ」派もいる。

今回の感想の趣旨とは違うけれど、藤本タツキ先生はこういうことを漫画の中でしたいタイプの人なのだなぁ、と思う。

チェンソーマンを読むとよくわかるけど、作者が本当に書きたい部分はおそらくバトルシーンではなくて、キャラクターの人間味の部分であったり、他者との相互作用の中で出てくる人間としての旨みの部分。2部なんかもうそっちに振り切ってる。


まぁ、それはそれとして。

「ルックバック」の物語を構成する大まかな感情は「劣等感」「コンプレックス」だと思う。ていうか最初の方しか覚えてないのでそこだけで語らせてください。頼むわ。マジで。

この作品には、漫画がウケたぐらいで調子に乗っている女の子と、引きこもりの天才女の子が出てくる。多くの読者は主人公の天才少女に対するコンプレックスの感情に共感をしている。私にはそれがなかった。

絵の発表場所のメイン会場がTwitterになってしまっている今、いいねやリツイートの数字でのみ評価されることによる相対的な評価でしかない。1000いいねいったら凄い、50いいねで悲しい、というのはTwitter全体の相場から導き出された評価基準だから。

私は常に自分という絶対的な存在を以ってして創作活動に勤しんでいるので、基本的に相対的な評価は気にしないしそもそも自分が貴様らから評価される側の立場だと思っていない。私は貴様らに描いた絵を見せてやってる。究極の話、いいねは評価ではなくて貴様らから私に対する感謝。

もちろん自分の作品同士で優劣がついたりして相対的な評価はするけど、それはしょうがない。

例えば漫画がウケなかった場合でも、それは「面白くないから」「私に才能がないから」「私よりも面白い漫画を投稿している人がいるから」という、評価される側感覚ではなくて、「アテクシのすばらっちょ漫画の面白さがわかんねーなんてしょもない感性だな‼️💢」という貴様らの落ち度に過ぎない。

つまんねー漫画投稿してる人とかブロックするもん、普通に。そんなつまんねー漫画しか描けないような奴に私のすばらっちょ漫画を見せたくないし、そのカスみたいなユーモアの物差しで推し量られたくない。

ただ、周りの凡才共の存在が全く無駄かというとそういうではなくて、やっぱり他者を無視して「自分の漫画は面白い」という絶対的な指標だけで生きていると井の中の蛙になってしまう可能性がある。

ここで気にしているのはいわゆる「世間とのズレ」ではなくて(ズレを気にする必要は全くない)、自分のおもしろのレベルが下がっていないかどうか、井の中の蛙がガリガリに痩せていないかを井戸の外の蛙と見比べて把握し、維持または向上に努めることにある。

やっぱり他の人の漫画を見て、そこから「つまんなさ」を感じ取って、自分がそれにならないようにするための反面教師にする必要がある。

つまるところ、私には創作活動における「コンプレックス」の感情がないのでこの作品には共感できない。

私は作中でいうところの天才少女の側なので、貴様らのような相対評価ばかり気にするキョロキョロキモ絵描きとは違うのだ。

だから私からしてみれば主人公のコンプレックス感情は他者に対する歪んだライバル意識の成れの果ての搾りカスのおしっこ侍なので、「嫌」以外の感想がない。


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