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ハイパーインターナショナルニート

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かわいそうなふわとろの話

マクドの濃厚ふわとろ月見バーガーがずっと食べたくて、でもなかなか食べる機会がなかった。 今日はちょうど駅前の大型商業施設に行きたかったので、買い物ついでに駅の反対側のマクドへ寄って、濃厚ふわとろ月見バーガーを食べて、ちょっと作業でもして帰ろうかなと出かけた。これは実は前日から考えていたことなのである。 もうだいぶ濃厚ふわとろ月見に脳内を侵されながら大型商業施設へ一歩足を踏み入れると、ハンバーガーの匂いで鼻腔が満たされる。「濃厚ふわとろ月見で頭がいっぱいのあまり、鼻までやら

    • 夏の終わりの話

      9月。 あんなにけたたましかった蝉もすっかり影を潜め、入れ替わるようにしてこっそりと森山直太朗が鳴き始めたこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 私はBa de ya言うてやらしてもうてますけども。 3か月あった長い夏休みも、残すところあと1週間足らずとなりました。本来なら9月から新学期なので北京に戻るはずだったんですが、結局いまだビザが取れず、いつ戻れるかもわからない状況です。 2月末から基本的には1人で引きこもらせていただいておりますので、さすがにCOVID-

      • 優しくしてほしい話

        私はカジノにいた。 「カジノ」と言っても、ラスベガスとかマカオにあるような煌びやかなものではなく、ただ机や椅子が並べられて数人の大人たちがゲームに興じているだけの、むしろ「雀荘」、ないし「地域の将棋教室」みたいなもので、ジョージクルーニーやらブラピやらがどやどややってきて一悶着起こしそうな場所では到底なかったが、とにかく私たちはそれを「カジノ」と呼んでいた。 ぼちぼち人数が集まりだして、さあ、そろそろゲームを始めようかという段になり、私たちは乱雑に置かれた机や椅子をガタガ

        • 「仕事はかからなきゃ、終わりっこない」という話

          もともと北京でめちゃくちゃ暇だった頃に映画の感想でも書くかと思って始めたこのnote、1記事書いたらその後少し忙しくなり、映画も観られないでいたので放置していたら、そのうちに季節が冬、春、そして夏へと移ろってしまっていた。 その間の私はと言えば、1月20日に1か月の滞在のつもりで帰国したところ、新型コロナウイルスの影響をモロに受けて北京に戻れなくなってしまい、5か月以上が経った今も日本にいる。 3月末には北京で借りていた部屋の契約を切られたため、同僚に頼んでリモート引っ越

        かわいそうなふわとろの話

          ダニーボイル×リチャードカーティスの映画『イエスタデイ』は実質「船越英一郎と崖」だった話

          初めてnoteを投稿する。 まず知っておいてほしい前提として、私は今、中国は北京に住んでいる。北京での生活については追々話すとして、今回はとにかく映画『イエスタデイ』について話したい。 日本でも現在公開中らしいので、もうご覧になった方も多いのではないだろうか。私は中国国内の動画配信サービス「腾讯视频(テンセントビデオ)」で見た。中国語+英語字幕で見たので、私の理解が及んでいなかったり、日本語字幕とニュアンスが違う部分もあるかもしれないのでその辺はご容赦いただきたいが、以下

          ダニーボイル×リチャードカーティスの映画『イエスタデイ』は実質「船越英一郎と崖」だった話