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「仕事はかからなきゃ、終わりっこない」という話

もともと北京でめちゃくちゃ暇だった頃に映画の感想でも書くかと思って始めたこのnote、1記事書いたらその後少し忙しくなり、映画も観られないでいたので放置していたら、そのうちに季節が冬、春、そして夏へと移ろってしまっていた。

その間の私はと言えば、1月20日に1か月の滞在のつもりで帰国したところ、新型コロナウイルスの影響をモロに受けて北京に戻れなくなってしまい、5か月以上が経った今も日本にいる。

3月末には北京で借りていた部屋の契約を切られたため、同僚に頼んでリモート引っ越しせなあかんやんけとか、次また北京戻ったとき部屋どないすんねん(北京は家賃バカ高いし、いい部屋を探すのはめちゃ大変)とかいろいろ思い悩んでしまったが、それも今はずいぶん昔のことのように感じるというか、いつ戻れるかもわからないこの状況下で無駄に家賃払い続けんでよくなってむしろラッキーぐらいに思っている。

一方的に契約を切って私を失意のどん底に陥れたくせにその後連絡してきて、「日本に旅行行きたいから北京戻ったら日本語教えて!いや戻れんでも案内してくれたらええで!」とか言うてきた不動産屋のおっさんは4月にして早くも「図々しいオブザイヤー2020」堂々の最有力候補やんけと思っていたが、それももはや3か月前。今や2020年も下半期に突入してしまったが、いまだに彼が暫定1位。受賞待ったなしである。

リモートで行っていた仕事も6月初めには一段落し、9月までひとまず夏休みである。夏休みが始まってそろそろ1か月が経とうとしているが……….えっ、1か月?私なんにもしてへんねんけど、1か月?本気で言うてる?体感2週間しかなかったけど?ずっと一人で引きこもって生活してるからわからんかったけど、私だけ時間の流れ遅い惑星にいてる?『インターステラー』みたいなこと?

私が「なんにもしてない」と言うときにはマジでなんにもしてない。いや、どうやら平たい板をピコピコやって大いなるインターネット空間に身を委ねているらしいということはわかっているのだが、その結果として積み重なるものがなんにもない。せいぜい「澱」のようなものがフヨフヨと沈んでいるぐらいである。そのまま夜が来て、朝が来て、「何かしなければ」という焦燥感を抱えて眠り、「何もしたくねえ」という倦怠感とともに目覚める毎日。

「俺が考えた最強の『夏休み子ども劇場』(『らんま1/2』+『幽☆遊☆白書』)と『夏休み子どもアニメ大会』(『GS美神』+『地獄先生ぬ〜べ〜』)」を毎朝8時から見るようにすれば生活リズムが整うのでは?!と思ったりもしたけれど、サブスク配信なんていつでも好きなときに見られて自分のサジ加減やねんからそんなもんうまくいくはずがなかった。

スタイリッシュかつクリエイティブに生産性を上げられるのでは?!と思ってiPadを購入したものの、今のところYouTubeしか見てない。無料の刻印かっこええやんけと思って、やる気が出るような英語の引用句を探して注文したが、1週間後に届いた頃には熱も冷め、なんやこれちょっとイタイな…と思うようになってしまっていたし、そもそもカバーを付けて使うので今やその刻印を目にすることもない。ちなみに、その引用句とは『指輪物語』のサムワイズ・ギャムジーのせりふから引いたものだ。(もともとはサムワイズの「とっつあん」の言葉だが。)

It’s the job that’s never started as takes longest to finish. (仕事はかからなきゃ、終わりっこない。)

そもそもやるべきタスクに取りかかれずにダラダラ先延ばしにしてしまいがちな自分への戒めとしてこの引用を選んだのだが……いや改めて見たらやっぱりめっちゃええやん。インスパイアされまくり。

今最優先すべきタスクには実はまだ手をつけられていないのだが、まずは何か「書く」という作業をしてみればエンジンがかかるのでは?!と思い立ち、今、無駄な徹夜明けのボロボロの体にリポDをブチ込みながら妙なハイテンションに任せてこの記事を書いている次第である。

うむ!やはり書き出してみるとなんだか調子が乗ってきたぞ!このままやるべきタスクにも取りかかれそうな気がする!

ということで、これからはなんだか行き詰まってきたなと感じたらこちらのnoteに投稿させていただくことにします。内容は、映画とか観たらまたその感想とかも書くかもしれませんが、だいたいは「スーパーで買える食パンの中で超熟って群を抜いておいしいことない?」ぐらいの熱量で、主観がいかつく、かつ、ギリギリ毒にも薬にもならんぐらいのことになるんじゃないかなと思っています。というか、Pascoのパンには全幅の信頼寄せられるよね!認印とか預けられそう!実印はあかんけど!



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