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【詩】文字が泳ぐ

感情が言葉を蝕んでいく
食い尽くされた言葉が悲鳴をあげる
萎縮した感情が
圧縮されていると気付いたときには
それは既にゴミとなり果てていた

焦りが懲りずに言葉をインプットさせる
偽善の言葉に惑わされ
虚偽の感情に支配されていく

文字が泳ぐ
血潮とともに駆け巡っていく
言葉としての機能を失った文字は
虚無を訴え続ける

言葉のない海の底
静寂に身を委ね
生だけを求めて漂い続ける
いつか出会えるわずかな感情を求めて

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