【詩】浮遊

ふわふわと綿毛のように漂う心
蜜蜂が甘い蜜に群がり
花々がこれは愉快と揺れている

オンリーワンというけれど
結局 世の中 評価第一主義
鬱陶しいハエは 叩かれて
可愛く踊れないチョウは 見向きもされない
行く宛もなく漂う

夜空を見上げ宇宙人と対話する
理解できない彼らの言葉が心を満たす
小さき人間よ
なぜそんなに苦しさを求めるのか
楽しさに貪欲であれ

翌朝カーテンを開くと
視界いっぱいの綿帽子が飛んでいる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?