2020/9/5 数学の実社会への応用 読書#3

今回、数式がほとんど出てこないと題名に書いてある数学の本を読みました。
「数式が出てこない」とは書いてありましたが、本当に数式が1つも出てきませんでした。

じゃあ何が書いてあるんだ、ということですが、例えば
・ 数学における必要条件などの実社会への応用
・ 数学や科学における公理系の重要性

などについて説かれていました。

あらためて考えてみると、日本社会というものは公理系が通用しづらい世界なので、科学的議論には向かないのだな、とあらためて考えたりします。
(海外には『理屈っぽい』という言葉はあるのでしょうか?)

となると、日本における科学者が科学の実社会への応用を考える際には、
科学的でない空気のようなものを感じ取りながら科学を現実に応用する
ことをとりあえず提案する、というような、
およそ科学者には最も必要なさそうなスキルを使わなければならないところに(日本では)大きな問題がありそうです。

そして産業医の仕事というのは本来科学的ではあるものの、
一方では会社の空気を読みながら現実に応用する、という
実社会への応用スキル といったものも求められているのでしょう。

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