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注目のCASE・MaaSプレイヤーたち=ダイハツ工業株式会社/通所介護事業施設向け送迎支援システム「らくぴた送迎」および福祉介護領域における共同送迎の実現に向けた取り組み=



会社名/サービス名:ダイハツ工業株式会社/通所介護事業施設向け送迎支援システム「らくぴた送迎」および福祉介護領域における共同送迎の実現に向けた取り組み
事業内容とコメント:国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)実行委員会が主催する『MaaS & Innovative Business Model Award(MaaSアワード)』が発表されました。
『MaaSアワード』とは、モビリティテック市場において、プロダクト/サービスやビジネス、社会的に意義がある取り組みやライフスタイルを変化させる新たな挑戦などを対象にその先進性や独自性を評価するもので、記念すべき第一回目はそれぞれ以下の企業・サービスが受賞をしました。

■大賞:ダイハツ「通所介護事業施設向け送迎支援システム『らくぴた送迎』」および「福祉介護領域における共同送迎の実現に向けた取り組み」
■サスティナビリティ・地域貢献部門:伊那モバイルクリニック事務局「医療MaaS」
■アプリ部門:トヨタ「my route」
■ビジネスモデル部門:大日本印刷「東南アジアにおけるB2B物流マッチングサービス構築」
■次世代モビリティ部門:小田急電鉄「江の島プロジェクト2019」

今回は大賞を受賞したダイハツの「通所介護事業施設向け送迎支援システム『らくぴた送迎』」および「福祉介護領域における共同送迎の実現に向けた取り組み」について少し解説したいと思います。
「らくぴた送迎」はスマートフォンを活用した簡易テレマティクスで、従来は経験の長い限られた人がアナログで1時間ほどかけて作成することが多い送迎計画を、らくぴた送迎を活用することで誰でも簡単に15分程度で作成することを可能とします。
また従来は一筆書きのルートを一台の大型車両を使って行われていた送迎を軽自動車の福祉車両を活用するようにしたり、従来では各福祉施設が個別に実施してきた送迎業務を、地域ごとに取りまとめる共同運行を目指した「福祉介護領域における共同送迎の実現に向けた取り組み」をダイハツは行っています。
こうした日本が世界に先駆けて抱える福祉の問題を、日本ならではの軽自動車などを活用し、MaaSサービスにより解決しようとしているこれらの取り組みが評価され、大賞に選ばれた模様です。

2020年はMaaS発祥の地である北欧フィンランドのWhimが日本でサービスを開始する予定で、MaaS市場は一段と盛り上がっていくことが予想されます。来年の『MaaSアワード』では一体どのようなサービスが受賞をするのか、今から楽しみでなりません。
URL:http://mag.event.iid.co.jp/c/bhz4aadXgUzZi4ag

会社名:ダイハツ工業株式会社
代表者名:奥平 総一郎
本社:大阪府池田市ダイハツ町1番1号
設立:1907年

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