注目のCASE・MaaSプレイヤーたち「CABmee」

「CABmee（キャブミー）」とは、JVCケンウッドが2018年から提供している次世代IoT配車システム。KENWOODブランドでこれまでタクシー無線システムを手掛けてきた経験やノウハウを活かし、「CABmee」ではクラウドを中心にオペレータシステム、車載システム、乗客のアプリが連動しており、クラウドでのデータベース管理や地図・ナビなどとの連携が簡単に実現できる拡張性や柔軟性が強みだといいます。
「CABmee」自体はコネクテッドサービスですが、他企業との連携・協業、プラットフォームの提供をコンセプトに開発が行われており、「都市配車サービスの裏側のプラットフォーム」という立ち位置の確立を視野に開発が行われているものと思われます。

2018年からはDeNA（現在はMobility Technologies）が提供する次世代タクシー配車アプリ「MOV（モブ）」と連携し、タクシー乗務員が専用タブレットから配車依頼を一元管理できるシステムの構築を検討しており、今回新たにみんなのタクシーが提供するタクシー配車アプリ「S.RIDE」との連携を発表しました。
今後はJVCケンウッドの「CABmee」のように、"縁の下の力持ち”としてMaaSサービスを支える自動車関連のサプライヤーが登場してくることが予想されるのではないでしょうか。

会社名：株式会社JVCケンウッド
代表者名：辻孝夫
本社：神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地
設立：2008年