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注目のCASE・MaaSプレイヤーたち「おつかいタクシー」

「おつかいタクシー」というサービス名称を見て「??」と思われた方も少なくないかと思います。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、三和交通が新型コロナウイルスの影響に伴い、4月6日に「客の代わりにタクシードライバーが買い物や薬の受け取りなどを代行する」サービスとして新たに開始しました。利用料金はエリアによって若干異なり、30分あたり2,800〜3,310円で利用することができます。

実はこのサービス、日本初のサービスではなく、三和交通の他に鎌倉市を中心に展開するのKGグループ、いわき市の報徳タクシー、宮崎市の宮交タクシー、八戸市のポストタクシー、福井市の福井タクシーなど、多くのタクシー会社がサービス提供をしています。

またこうしたサービスは「おつかいタクシー」だけでなく、客が安心して散歩できるようドライバーが一緒に付き合う「おさんぽタクシー」や、働く女性が帰宅時間を有効活用できるよう車内にメイクオフやパックといった美容ケア、マッサージ器、カフェインレスコーヒーを提供する「眠れる森の美女タクシー」など、ユニークなサービスが多数存在します。
近年何かとICTを活用したコネクテッドサービスやMaaSサービスが話題になりますが、こうしたタクシーによる移動サービスとその他の付加価値サービスを組み合わせたものも、広義では「モビリティサービス」と捉えることができます。
MaaSサービスは「スマートフォンから予約しないといけない」といった決まりはなく、現在既に一定の支持を得ているこれらのサービスのように、電話一本でも予約・利用可能な、ユニバーサルなサービス設計にすることが、今後の普及のカギとなるのかもしれません。

会社名:三和交通株式会社
代表者名:吉川 永一
本社:神奈川県横浜市
設立:1965年


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