禄存星・司禄星は引力本能
禄存・司禄は交流したがる?
あざらしさんが「禄存司禄ないー!」って、あばれていらっしゃたので、ちょっと思いついたことを書いておきます。
↑ あざらしさん、お疲れさまです。
土性は陰陽挟雑って言われます。なんでもグレーゾーンで、とりあえず取っておくことができる性質です。キラキラしてるものも、地味なものも、とりあえずおいておく。楽しくても楽しくなくても必要ならおいておく。
↑ これは才能。息をするようにふつうにふだんからそうなさっている方々にはあたりまえのことかもしれませんが、そのやり方だけ真似しようとしても向いてない人にはぜんぜんできません。苦しくて無理ー!となります。
さらに、禄存司禄国のルールは「損得勘定」で決まります。つまり、その場面やそのとき、周りと和やかに交流するほうがお得ならするし、そんなことをしても一ミリもお得でないと判断したらまったくそこには出てきません。
交流するのがお得なら交流する。
お得でないならなにもしないか、無難に避ける。
ざっつおーる。
もちろんお気持ちとしては、つまらないよりたのしいほうがいいでしょうけど、真性禄存司禄帝国では、ご本人がたのしいかどうか?それは二の次で、そこらへんは主な判断基準ではない、とおもわれます。
わたしの存じ上げる限り、特に営業しているわけでもない真性禄存司禄帝国のみなさまは、SNSアカウントはあってもだいたい閲覧用で、ひそかにずーっとあれこれウォッチしてるだけなのではないかな。
ネットも使って営業している人なら、完全にお外向けにチューニングされた営業用の顔と、親しい人向けの内輪の顔をバチっと使い分けているはず。
ちなみに達人がこうおっしゃっていました。「わたしのお城には、広い前庭があって、そこにはたくさんの人が入れる。でも、お城の門には厳重に鍵がかかっていて、一般の人は入れない。わたしはお城のバルコニーから、いっぱい集まった人たちに手を振るんです」だそうです。えっ?皇族か?というツッコミは置いておいて。そうきたか!とびっくりしました。
禄存星・司禄星は招き猫
わたしの本家ブログでは、禄存星・司禄星の話題はもうぶっちぎりで閲覧数が多かったです。ネタがないときほど「よし!禄存司禄様のお世話になろう」と、禄存星や司禄星の話題を取り上げておりました。
もうさんざん書き尽くした話なので、重複がいろいろあるとおもいますが、そのあたりはご勘弁を。
その当時にわたしが在籍していたお店にお立ち寄りくださるお客様にも禄存星・司禄星関係者の方は多かったです。たくさんたくさんいろんなエピソードをお伺いして、それはいまでも超お役立ちのお宝ばかりです。
ふらっといらっしゃった禄存・司禄様が帰りがけに「わたしは招き猫みたいなとこあるから、このあとお客さんどんどんくるよ」と笑顔でおっしゃったり(すげー。カッコイイ!)、とても感じの良いいかにも禄存司禄テイストのレディが「そうなんですよ。いつもいい顔するのも疲れますよね」って美しい笑顔でおっしゃったのも記憶に刻まれています。いかにも佇まいも言葉使いも美しい禄存司禄女性が「お化粧は自分のためじゃなくて、周りの人のためですよね。自分の顔は自分ではみないんだから。周りの人が見ても不快にならないようにお化粧するんです」っておっしゃるので、ははーーーってひれ伏したこともありました。なんかもうたくさんたくさんのお顔が浮かびます。
↑ イイハナシをたくさん聞かせてもらったからと言って、わたしがそのまんま取り入れたり真似したりしたかというと、それはぜんぜん、ない。ないないない。「イイハナシダナー。さすが禄存司禄様だなーーー」って、ニコニコしておわり。つまりわたしはいっぱいイイ話をただただ聞いて、すごいねー!って、感心するだけなのでした。やる気なくてごめん。
責任もって所有するのが「財」だから
真面目に言うと、禄存司禄=「財」とは、責任をもって所有するという意味なので、手間がかかるし、抱えるキャパがある人でないと持ちきれません。
昔ながらの家父長制なら、妻つまりお嫁さんは「財」です。労働力だし、なにより子どもを産んで増やすことが求められていました。時代っ。
例えば「一生幸せにする」とか「養ってやる」みたいなフレーズからは「自分が責任もってコントロールする」という香りがぷんぷんします。
例えば超!玉の輿で大富豪の妻になったら、お金はいっぱいあるかもしれないけど、それはそれでたいへんなこともいろいろあるでしょう。
それとか、いっぱい物件を持ってて不労所得があったら、その分いろんなトラブルもあるだろうし、おかしな人もいっぱい寄ってくるでしょう。
宝くじは「財」じゃないけど、もし高額の宝くじがあたったら、どこからともなくみんなタカリにくるそうです。こわいこわい。
というかんじ。お金だけが降ってくるわけじゃない。知ってる人にはいまさらジローのおはなしなんですが、これほんとだいじ。
仕組みで考える禄存星・司禄星
いちおう仕組みについてさらっと解説します。
生まれつきの図とか流運で、禄存星・司禄星が出てくる人には、こういう構造があります。
自分の日干の五行×自分が剋する五行
順番だいじ!前後の入れ替え不可!
陽干×陽干 or 陰干×陰干=禄存星
陽干×陰干=司禄星
禄存星になる組み合わせ
甲×戊、乙×己、丙×庚、丁×辛、戊×壬、己×癸、庚×甲、辛×乙、壬×丙、癸×丁
司禄星になる組み合わせ
甲×己、乙×戊、丙×辛、丁×庚、戊×癸、己×壬、庚×乙、辛×甲、壬×丁、癸×丙
つまり、自分が相手に関わりに行く(剋しにいく)という行動パターンや意識をもともともってるというわけです。
他人のことがとても気になる、そうです。
剋するっていうのは、別に暴力を振るったり命令するって意味じゃないです。(そう言う場合もあるけど)
人に好かれるように感じ良く振る舞って相手をコントロールする(って言うと身も蓋もないけど)ってこともここには含まれます。
いつもにこやかで丁寧に人当たりが良くて感じのいい人にはなんとなくサービスしたくなったり、誰かを選ばなきゃいけない場面でただ顔写真が並んでるだけだったら綺麗な人のボタンを押したくなったり、しませんか?
「お外で自分がナイスな雰囲気で振る舞うと、周りの人たちが自分の利益になるように扱ってくれる」つまりこれはいい意味で、周りをコントロールしているってことになりますよね。
相手を「剋する」関係、これはダメ
最近話題になってボロカス叩かれていた「職場で部下に頭ポンポンする知事」は「良くできた子や頑張っている子は頭をなでたり、そういう感覚」とか言ってる時点でアウトだったと思いますが、典型的ダメダメ例ですね。
(いま命式のぞいてみた。1950年1月18日生まれ。南に禄存星ですが、地支に丑がみっつ並んでいて、潜在的に禄存要素がいっぱいです)
そういえば「ダメ禄存星は、いじめっ子になる」ってどこかで習ったのを思い出しました。はい。わかるわかる。
相手を見下して「俺がいないとなんにもできない」とか「おまえは俺の所有物」みたいな感覚で「愛しているから」とかモラハラの仕業ですよね。自分以外の異性がいる集まりに絶対行っちゃダメ!とか、配偶者の居場所をGPSで監視してるとか、ほんとですか?正気ですか?って、ちょっとびっくりするような話をときどき伺いますけど、たいへんですね。
そこまでじゃなくても、昔ながらの「胃袋をつかむ」とか「あの人の最後の港はわたし」的な演歌みたいな発想も同じ延長線上にあるように思います。
相手や環境に関わっていって、そこから利益を引き出すために、あれこれ工夫や行動が必要ってことです。そりゃーめんどい。
このあたり、まだまだ使いこなせてない禄存星司禄星をお持ちで、あまり上手じゃない使い手さんだと、自分にメリットがありそうだと思う相手にいきなり突撃していっていきなり距離を詰めてきたりします。ちょっとこわい。とても感じがいいので、ターゲットにされた側としても、なかなか断りにくくて、こわい。でも「ここから利益は得られない」と見切ると、手のひら返してあっというまに去っていきます。なんなんだ?ちょっとこわいけど、それでいいですよね。ほっとします。
で、これは大きな声で言いたいですが、どんな星にもいいところ悪いところが両方あります。いいところを率先して使って欲しいし、いいところを真似したいものです。
「豊かな暮らし」にはメンテナンスが必要
いまわざわざ新しく図を書いてるヒマがないので、なんじゃこりゃ?と言う方々には、ぜひここらへんをチェックしていただきたいです。よろしくおねがいします。
「豊かな暮らし」に相当する部分を求める人は多いですが、そのあたりって、いろんな人と関わって面倒ごとを引き受けたり、類稀なる胆力と判断力で財テクしたり、そういうあれこれをえいっと引き受ける根性が必要になります。
五要素ライフサイクルで学ぶ算命学
それまでの講座や鑑定でさんざんお話してきたことをまとめたテキストがこれです。どどん。
これを叩き台にして、定期的に配信をしたいとおもいながらもう2年くらい経ってしまいました。いかんいかん。
十大主星の意味や特徴、丸覚えするのはなかなかたいへん。実例をみつつ、もともとの仕組みがわかるともっとおもしろいよ、という話です。
最初に言い出したのは、たぶん2017年くらいだったはず。またやりたい。やります。できるかな。がんばるるる。よろしくおねがいします。
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天地人算命学(旧・妖しい算命学)
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