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その欲はどこに向かうのか?

5/25に配信したこちら「東西占術で読む欲望と相性」の販促としてなんか書こうと思ったんだけど、もう付け加えることもないし、中身はこれをみて!としか言いようがないのでした。

↑ 視聴期限は6/9いっぱいです。ぜひご覧ください。

脳内から溢れ出るあれこれ

占い自由研究会の「プロデューサー」の話と、この「欲望と相性」はぜんぜん別物だろ?とみなさんは思われているでしょう。確かにぜんぜん関係ないところから自然発生的に生まれてきたそれぞれの企画です。

でも、並行して両方を作業をしているうちに、さらには5/3のクローズド研究会まで含めて、わたしの脳内では「あー。これはぜんぶつづきものだなー」という確信が生まれていました。

なんていうんだあれ、シンクロニシティってか、セレンディピティってか、なんかそういうやつですよ。偶然にみえてぜんぶ繋がってるんだ!みたいなやつ。なんかわかんないけどピーンときた!みたいな。

ということで、このシリーズ(なのか?)を書いています。

4月5月と、ずーっと「占い自由研究会」2件と「欲望と相性」配信のことばっかり考えていたので、脳内お風呂からざばざばとまだお湯が溢れてきます。うまくまとまらないので、溢れるままでございますよっと。

ということで、前回の続きです。

広く遠くまで見る and 深く狭く入り込む

2ヶ月ずーっと脳内で発酵させてたあれこれを書いているのですが、そうだったそうだった。前回はここまでたどり着いたんでした。

広く遠くまで見る力と、深く狭く入り込む力と、同時に両立させるのはほんとに難しいよなーと思います。誰でもたぶんどっちが得意でどっちが苦手とかあるとおもうので、そのあたりをよく自覚して苦手な方にも目配りするとか他の人にやってもらうとかしないとなーとか思う日々でございます。

一般的な言葉に置き換えるなら、総合的にいろいろできるジェネラリスト型と、ひとつの分野に特化して技術を高めるエキスパート型とでも言えばいいかな。総合職?専門職?みたいな。

わたしは特に深く考えもせずなんとなくエキスパート型をめざしたんだけど、なんだかんだで途中で挫折したという自覚があるので、なんとか生き残るためにジェネラリスト型の技法を習得するほうに転換したんでした。

ちなみにみなさま、ご自分はどちら寄りですか?どっちが得意?どっちのほうが馴染みがあります?特に「ソロ活」みたいにひとり営業するなら、どっちもがんばって両方やるか、もしくはお金払って外注するか、です。

占い好きさんだと、エキスパート型が多いのかなー。とはいえ、ふだんは立派な会社員としてお勤めの方々だと、やはりジェネラリスト型が多いようにお見受けします。

「狭く深く入り込む」への心理的ハードル

で、ですね。本題に戻ります。

やっぱりパフォーマーとか、選手といったカテゴリだと、何かを徹底的に追求して極めようとする「深く狭く入り込む」気質は必須かなーと思うんですよね。周りとか関係ない。特定の世界にぐっと没入する力、これはどんなジャンルであってもやっぱり偉大です。

たとえばですよ。ちょっと想像してみた。

とても頭脳明晰で実務も抜群の社会人かつ占いが大好きで占いの知識もものすごくある人でも「現場で実際に占うのはちょっと…ご遠慮申し上げます」という方々のお顔はたくさん思い浮かびます。その方々にだって「深く狭く入り込む」系の力はもちろん備わっているはず。でも発動はしない/させないんですよね。

あとは私の妄想。なぜなら(これは私の想像ですけれど)きっと、「深く狭く入り込む」力の魔力(としか形容しようのないなにか)って、たぶん、きっと、必ずある。そういうなにかを感じてその手前で躊躇して自分をセーブしたり、あえてそれ以上立ち入らないようにしている人は結構多いのではないかなーと。たぶん、きっと、絶対。だから深煎り、じゃなくって深入りしない。自分の身を守るために、それはまともな社会人としてはとても賢明です。それはとても賢い。占いなどなくても人は生きていける。

おそらくどんな分野でも「狭く深く入り込む力」がぎゅーっと強く働いたときにはそれまで見えていた世界が変わる(ような気がする)とか、人との境界線とか関わり方が変わる(ような気がする)はずです。(ソースはおれ)
慣れればどうということもありませんが、人によってはあんまりしょっちゅう頻繁にそういう力が稼働したり、そういうシチュエーションが頻発すると、社会生活に支障をきたすことがあるのかも、しれません。しらんけど。

ただし、とても美味しい果実は「誰かがぎゅーっと入り込んだ先」にある。それはたぶんほんとうだとおもうんだな。禁断の秘密の味わい。深煎り深入りの味わい。

ようやく「欲望と相性」の話

この「欲望と相性」で取り上げたテーマは「自分がこれ!と決めた対象に、ものすごい勢いでどこまでも深入りする」人たちの話です。

大谷選手なら言わずと知れた「野球」に身も心もすべて人生を捧げているかんじ。翡翠先生は「ものすごい野球欲ですよ」っておっしゃってたけどほんとそれ。野球だから世間にも認められるし、ご自分の努力と運とすべてがぴったりかみあって大スターになっている。そのいっぽうで、水谷氏は深く深く没入したターゲットがギャンブルだった。残念でした。野球欲で大成功した人と、ギャンブル欲で人生が破滅した人。どちらも大まかにみたら心の構造図は似ているところがあるのだけど、大スターと大悪人と、この差はどこからきたのか。いやほんと考え始めると止まらないですよ。

これね。しつこいようだけど、もうすぐ視聴期限が切れるのでぜひご覧くださいね。

その欲はどこに向かうのか

誰でも「深く狭く入り込む」体験は大なり小なりあるとおもいます。「ハマる」というのはいい面も悪い面もあって、なかなか難しいものだけれど、なんにもハマったことがない人生というのもちょっと味気ない気がします。

でもって「みなさんの欲はどんな形?」という問いかけがありました。みなさんは、はっきり自覚がありますか?

すでにはっきり自覚があって、そこに向かって時間とか労力とかお金とか、なにかしらのエネルギーを投入(それを大きく投資と呼んでいいと思う)している人は、ぼんやりこんなふうにどこに連れて行かれるかもわからないぼやけた文章を読んでなさそうな気もします。(ごめん!)

しかーし、自分の欲望についてはっきり自覚があるからこそ、いっぱいたかってくる悪い人たちにいいように騙されたり、気がついたらもう引き返せないようなおかしな道に連れ込まれちゃったりする例もいっぱいあるわけです。むずかしいね。

おそらく「狭く深く入り込む」力に親和性が高すぎたり、そういうものに慣れてなくていきなり強烈に酔っ払っちゃったり、そもそも周りの世界とのつながりが弱くて安全弁が働かないような人たちは、なんかのはずみで欲望が高速スピードでぶっぱしてハンドルを取られて大事故!みたいなことになりやすいのではないかなーと想像しています。

十大主星で考える「広く全体」か「深く狭く」か

ちょっと脳内体操で考えてみたので、あとは有料ゾーンです。

十大主星でイメージする「広く全体を俯瞰する」と「深く狭く入り込む」とのバランンスについて。

それではいってみよう。

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占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!