この世のサバイバル術としての陰陽五行
ここからのお話は、こんな人に向いています。
◯ 東洋系の占術って、なんか堅苦しくて決めつけ系じゃない?
◯ なんかさー、占い師さんたちこわそうだから…(小声)
◯ 陰陽五行って、古臭くて胡散臭くない?実際どーなの?
◯ 東洋思想って古臭くて男尊女卑じゃない?マジ無理
◯ 占いがしたい。宗教なの?え?個人崇拝はもっと困る…
はい。これはぼんやりした印象を羅列したものですが、いくつか同意してくれる方はきっといらっしゃる、はず。
ということで、よろしくお願いします。
サバイバル術としての陰陽五行
陰陽五行説を「難しくてありがたいお話」みたいに捉えないほうがいいとおもってます。「そういう難しくてご立派なものはわたしには関係ない」って、受け手は及び腰になりやすいですよね。
いつもいろいろ考えますが、結局のところ、陰陽五行は徹頭徹尾どこまでも「関係性の話」であり「パワーバランスの話」だと考えています。誰もが当事者で、誰にとっても密接に関係のある話です。
陰陽五行でわかるのは「常に変化し続ける複雑な関係の中で、サバイバルしていくためのスキル」だと考えています。机上の空論ではない。リアル。
周りの環境なしに、中空に浮いてるように「ピュアで純粋な中立的な自分」なんてありえない。常に周りの環境の影響を受け、周りと自分らしきものとがどのような関係を作り、相手によって役割や顔を変えたりもしながら、自分の利害や立場をうまく維持して生き残っていくか。なまなましいですね。
え?それ、どういうこと?
これからそのあたりをねちねちと眺めていきます。
東洋系には関わりたくなかった
最初なので、わたしの立場についてすこし。
もともとわたしは「東洋系の占術だけは絶対やりたくない」と思ってました。だって、めんどくさそうだから。
いろいろ縛りが多そうだ。
わたしがいちばん嫌いなやつ。
もともと鍼灸師なので、陰陽五行の勉強はしたことあったどころか、めちゃくちゃ複雑な理論や技術も勉強したことはあります。「中医学カッコいい!最高!」とおもったこともあれど、だんだん「あ、これは理屈で説明し切るのは無理」と脱落しました。無理でした。
それにうっかり「陰陽五行」の世界に完全に巻き込まれたら、すべてをその目線でみるようになって、縁起を担ぎまくるようになったり、難しい因習に縛られたりするようになるんじゃないか、という怖れもありました。
中国流と日本流
とにかく、学べば学ぶほど愚痴がでました。
中国人は超!現実主義のくせに、なんでそんなに理屈っぽいわけ?
日本人は理論は適当ガバガバで、雰囲気だけでやってるんじゃね?
いまでも心の中ではそう思っている気持ちはぜんぜん変わりません。(治療理論も、占い理論も、中身は違うけど纏ってる雰囲気はよく似ている)
でも、日本流に改変してアレンジしてしまう日本のやり方にもいいところもたくさんあるし、なんかそれでも機能している場面にも出くわすようになりました。
だんだん「実際に使えればなんでもいいんじゃね?」くらいにいいかげんにスレてきて、いまでは「どうせ売るなら良いモノを」と思ってやってます。
古臭くて封建的っぽくて嫌だな
「なんかやだ」と、ずっと逃げ回っていたけれど、なんの因果か東洋系の占術を勉強するはめになりました。
はっきり結果が出やすいし、この現実をサバイバルするためには役に立つ場面も多くておもしろいので、なんだかんだと続けてやってます。
それでもいまだに、東洋占術を好きか?と言われれば、答えに詰まります。
昔ながらの解釈だけだと、家父長制ガンガンの男尊女卑の世界観バリバリなので、ムカつくことも多いです。
「昔はそうだったでしょうけど、いまここは現代なので、あなたのお話をわたしは現代的に読みますね」と宣言しながらやってます。
「五要素ライフサイクル」シリーズ
そんなわたしがふだん「陰陽五行を現代の文脈」で読んでいるネタ帳をまとめたのがこちら「五要素ライフサイクル」シリーズです。
こちら資料には無料サンプルもあるので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
ぜんぶ読んでやってもいいよ、という方、ありがとうございます。
こちらからどうぞ。
これからしばらく、これをネタ元に話を進めます。
天海玉紀の本家サイトには、この「五要素ライフサイクル」をまとめるにあたって参考にさせていただいたみなさまからの生の声、ご投稿やリアル体験談も大量に記録してあります。
そこから発掘したものをご紹介もできるといいな。
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