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出版本の感想をいただきました!

どなたかは知らないけど、初めて評価を頂いた。めちゃくちゃ嬉しいです😂ーありがとうございます!
「 蒲公英
5つ星のうち5.0 魂との対話、生命への賛歌
2022年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知人からのおすすめで同書を手に取り一気に読み終えました。
作者による解説では、同書に「身体」、「責任」、「愛」という三つの旋律があるとのことですが、読み進むにつれ、同書は魂との対話であり、精神の「解体」書であるというように感じてしかたありませんでした。
同書は、「エロスと愛」に始まり、宗教信仰に終わるとみることができます。性愛と宗教信仰はともに人間の深層意識にあるものです。性愛は「身体のマグマ」で本能的であるのに対して、宗教信仰はそれを律する存在となっています。両者は常に「対峙」し、人間の内面にある「美」と「矛盾」が絡み合う世界を表現します。現実社会も個人の内面のこの「小宇宙」のように、「美」と「矛盾」が充満しています。作者は「世界―社会=美」と「社会―世界=矛盾」という数式で簡単化し、それによって社会の多様性や理不尽さについて非常に理解しやすくなります。また、同書の表紙にある「どうすれば自分の弱さを愛することができるか」のように、客観的に自分の内面的世界をよく正視し理解して、はじめて現実社会にある「美」と「矛盾」をともに受け止め、多様性を認めつつ、個々人のアイデンティティを保って生きていくことができます。
そういう意味で、同書は「こじらせ実存フェチ人間」の「生命」への「賛歌」であるとともに、「不穏な時代」を生きるための「カンフル剤」でもあると思われます。 」https://www.amazon.co.jp/dp/4910180982/

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