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1日1200個の餃子が売れる人気店のOS。

バレンタインデーに縁がなくなってどれくらい経つでしょうか。と、いうことで今年もホワイトデーって何?という感じの吉原です。

昨年でん票くんを導入してくださった飯田橋駅近くの「餃子の店 おけ以」さま。今まで仕事では伺ってますが、漸くタイミングが合いまして、はじめて噂の餃子を食べることができました。(いつも長い行列で断念していました。)

昨年10月に急遽思い立ち、北京・天津へと水餃子を食べにいった私ですので、餃子に対してはかなりの愛を自覚しており、そして少しうるさいです。おけ以さんはミシュランのビブグルマンで紹介されるだけあって、餃子をはじめすべてのメニューが良心的な価格設定。餃子で有名なのに、一般的な中華メニューも充実しています。

頼んで数分後、餃子は大きすぎず、小さすぎないポーションで、絶妙な加減で焼き上げられ、出てきました。

一つを取って、ひっくり返してみると、合わさった皮のふちが少しギザギザで、型抜きした皮ではなさそう。つまり手作り、手のばしの皮、ですね。具はニラもたっぷり入った白菜系。旨味が凝縮しています。自分で調合した醤油とお酢とラー油のタレを少しつけて口に運ぶと、これは美味しい・・・。タネの旨味を支える、風味豊かな皮の存在。これは人気店なのが良くわかりました。

私が入店したのは金曜日の18時過ぎ。たまたま近くを通りかかったところ、珍しく行列ができていなかったものですから、思わず後先考えずに(取引先なのに!)一般のお客さんとして入店し、餃子一皿、タンメン(これもシンプルながら深い味わい癖になる感じでした。)と生ビールをいただきました。

私が感動しながら食べていたらみるみる満席に。金曜日の仕事終わりの男性のお一人様や、女性のグループなどで賑やかになってきました。食べ終えて社長と若主人に餃子の感想をお伝えし、そうそうにお店を出ました。

お店にはそれぞれストーリーがあります。これを読むと、おけ以さんのまた独特な物語に、心が動きます。

もともと建築業を営んでいた現社長が、先代のオーナーからお店を引き継ぎ繁盛店を切り盛りされ、昨年からはご子息も手伝いはじめるなかで、でん票くんの導入を決定していただきました。

紙伝票とメカレジからでん票くんへ。

でん票くん以前は、紙の伝票とメカレジで運営されていたそうですが、多品種のメニューということもあり、お会計の際にミスがあったり、会計に時間がかかることが課題だったと伺っています。

導入直後、一番驚かれたのは、営業開始と同時に一気に満席になることも多いそうですが、以前は「営業開始直後はお客様を順番にオーダーを取って、厨房に伝えるまでに最大5分くらいかかっていたのが、でん票くんを入れたら、都度、注文確定ボタンを押せば厨房に伝達できるので、調理開始時間がぐっと短縮できるようになりました。大きな改善です。」と教えていただきました。

お店は失礼ながらそれほど広い面積ではないのですが、効率化のために、キッチンモニターとプリンターも合計4台も入れて、客席での注文内容をリアルタイムに各調理場へ伝達しています。

更にお会計でも席名を選べばすぐに金額がわかり、今までのように会計時に都度登録したり、計算したりということもなくなり、スムーズに支払いが出来ました。

こう考えると、オーダーエントリーやPOSというのは、お店様にとってのOS(オペレーションシステム)そのものなんですね。

導入当初はなかなかオーダーエントリー(端末操作)に慣れない・・というお話もありましたが、私が注文入れた時には、女性の店員さんがとてもスマートに、且つスムーズに登録されており、まったく見ていても不安がありませんでした。満席のお客さんとテキパキと捌く姿は見ていてとても気持ちの良いものでした。

美味しい餃子に興味がある方も、でん票くんに興味がある方も、ぜひ一度飯田橋のおけ以様にお出かけいただければと思います。

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