校閲とウィキペディア
2019年9月3日放送の「マツコの知らない世界」で「ウィキペディアの世界」が紹介されていました。
好きな番組なので娯楽で観ていたのですが、仕事がらみでは「むむむ?」としちゃうウィキペディアさんです。
それはなぜかというと。
校閲には「ファクトチェック」という作業があります。
事実確認です。
どこまで突っ込んで調べるかは案件によりますが
・固有名詞(人の名前や地名など)
・「○○は××××年に△△した」という事実
・お店などの物件情報
などが挙げられます。
基本、校閲ではウィキペディアを根拠にするのはタブーです。
理由は、出典があいまいだからです。
そのため、公式サイトなど、なるべく信憑性の高いサイトを参照します。
ただ、真っ先に出てくるウィキペディア。
今までは「ウィキめ…」と思っていましたが、前述の番組で考えました。
番組では、ウィキペディアの極みの連続でした。
まず、その見方に驚き。
良記事にはマークが付けられているとか、ビギナーが書いた記事はベテランがそっと直してくれるとか…(優しい)。
日本支部がなく、ボランティアで運営していることも初めて知りました。
こう見ると、ウィキペディアをどの記事もそのまま信じるのはいけないけれど、「使える」と思いました。
ウィキペディアをそのまま根拠にするのではなく、「検索のヒント」にすればいいのでは?
注目すべきは「出典」です。
ファクトチェックするとき、どこから調べたらいいか分からないような内容も多いです。
そんなときウィキペディアを覗いて、参考になりそうな出典があればそこから検索を進めてみたり、参考資料として使えるかもしれない。
仕事で試してみよう。
ものは使いようだなと思いました。
ただ、良記事は出典がものすごい数だったりするので(300とか)、そこまで深入りせず、読み物として読ませていただきたいと思います(笑)
校正・校閲のことや日常のことなど。仕事にも生かせるよう頑張りますのでサポートよろしくお願いいたします!!!