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バンドで役立つ!クラシック奏者向けポピュラー音楽理論②コードを理解しよう。~導入編:メロディとハーモニーの関係~

こんばんは。ジャズバイオリン奏者の佐治拓人です。

バンド演奏で役立つシリーズ第二弾です。今回からはみんな大好きコードの話について、何回かに分けて書いていきたいと思います。アドリブをとったり、作曲をしたりする時にも理解していると強みになります。

さて、以前の記事でも極論として書きましたが、特にバイオリニストなどのメロディ楽器はハーモニー(和声)のことについて全く知らなくても曲を弾くことは可能です。ピアニストに完成された伴奏用譜面を渡して弾いてもらえばいのですから。きっとピアニストは弾きやすいように合わせて弾いてくれるでしょう。

しかし、それでは真に楽曲を理解しているとは言い難いでしょう。メロディとハーモニー、そしてリズムが一体となって楽曲が作られています。

次の音源はメロディがド(C)の音を伸ばし続けていますが、ハーモニーが変化していきます。

(なおシンプルにするため和声連結などはしておらずすべて基本形です。)

同じドの音でも聴こえ方、感じ方が違うことを感じていただけたでしょうか。

譜面にするとこんな感じです。基本的にドが和声音になるように作っています。3,11小節目のみ和声音ではありません。

ドの聴こえ方-1

和声法を学習された方は特に3小節目が気になったのではないでしょうか。ここは本来シの音にしたほうが流れとして自然でしょう。(のちに解説します。)

後半になるほどハ長調から離れていきます。最初のあたりとはだいぶ雰囲気が変わりますね。1小節目(C)で鳴っているドと17小節目(Dbmaj7)で鳴っているドなどは色合いが違って感じるかと思います。

これは「ハーモニーとメロディとの距離感」の違いにより起こります。具体的に言うとハーモニーに対してメロディが何度の音なのか、ということなのですが長くなるので詳細は次回3和音の学習の項目で解説します。


そして音符の上に書かれているのが「コードネーム」です。今回はわかりやすいように伴奏の音も書いてありますが、特にジャズなどのバンドで演奏するときにもらう譜面ではメロディとコードネームだけ書かれた「リードシート」形式のものが多いです。

コードネーム」は伴奏でどんな音を弾くのか、をざっくりと示してくれますが、演奏者が何の音をどのような形で弾くかまでは細かく設定されていません。同じコードネームが書いてあっても、演奏者によって弾く内容が変わったりします。

そのため、見たときに「少なくともこの音が鳴るんだろうな、こういう響きなんじゃないか」と推測できると心強いです。


先ほどの譜面では3和音(トライアド)、4和音(セブンス・コード)のコードが出てきました。ロック、ブルースなどではトライアド中心です。最近のポップスやジャズなどでは4和音プラスアルファまで出てくることもあります。

トライアドのコードを覚えてからのほうがセブンス・コードも理解しやすくなりますので、次回からは基本3和音コードについて書いていきます!

今回の導入編はこのへんで。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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