ミュージカル『Hamilton』Disney+にて配信決定
アメリカ合衆国建国の父の一人アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップ音楽で綴ったブロードウェイ発のミュージカル作品『Hamilton』
Disney+にて2020年7月3日から配信されることが決定した。
もともと2021年10月に映画館での公開を予定していたが、急遽配信での公開を決定した。ブロードウェイで生のミュージカルを観劇することが出来ない今、配信するというニュースはとても嬉しい。
そして配信日の翌日はアメリカ独立記念日だ。ここに合わせて公開が前倒しされたのだろう。
脚本・作曲・作詞・主演務めているリン=マニュエル・ミランダの配信決定ツイートには9.2万リツイート23.8万いいねとたくさんの喜びの声が寄せられた。
舞台版『Hamilton』についての観劇レポートを公開中!!
ミュージカル『Hamilton』とは?ブロードウェイで観劇したレポート。
そちらもあわせてご覧ください。
Disney+とは
2019年にアメリカでサービスを開始した、ディズニー直営の動画配信サービスである。
日本では2020年6月11日よりサービスが開始される。
ただ、日本のDisney+は、もともとあったディズニーデラックスという動画配信サービスを拡張するような形になるようだ。
そのため、利用には「dアカウント」が必要となる。
月額700円で様々なディズニー作品(ピクサー、マーベル、スター・ウォーズも含む)が見放題だ。
『Hamilton』と『ディズニー』の関係
ミュージカル『Hamilton』とディズニーは直接の関係はない。
脚本・作曲・作詞・主演務めているリン=マニュエル・ミランダはディズニー映画『モアナと伝説の海』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の作曲を担当している。
また『メリーポピンズ・リターンズ 』ではバート役で出演するなど、『Hamilton』を生み出したミランダはディズニーととても深い関係にある。
世界配給権は7,500万ドル
ウォルト・ディズニー・カンパニーが7,500万ドルという巨額を投じ、世界配給権を獲得したことは今年の頭にメディアが報じている。
日本円にすると約80億円...すごすぎる。
オリジナルキャスト公演を劇場で撮影
リチャード・ロジャース劇場で行われたオリジナルキャストの最終週公演を映したものを映像化した今回の作品。
あの劇場の迫力とエネルギーが映像でどこまで感じることができるのかとても楽しみだ。映像の良いところと舞台の良いところ。それらを掛け合わせたような作品になることを期待している。
ちなみにミランダが2005年にミュージカルとして上演した『イン・ザ・ハイツ』も2021年に公開予定(2020年予定が延期になった)
こちらは、ミュージカルを原作として、映画の撮影を進めている。
日本での配信日は?
現在のところ情報は出ていない。
Disney+のQ&Aには以下のように記載されている。
Q.米国のディズニープラスで配信されている作品は、日本でもすぐに配信開始しますか?
A.将来的には、新しいコンテンツについてはアメリカと日本の配信タイミングは同じになりますが、サービス開始時は同じでない場合がございます。新型コロナウィルスの状況による日本語版制作の遅れにより、いくつかの作品はアメリカと同じタイミングで配信はできません。
なんてことだ。7月3日に日本では観られない可能性が出てきた...。
この作品はラップやヒップホップの音楽にのせて複雑な政治的な話などが早いスピードで進んでいく。他のミュージカルに比べて役者が歌う単語数も多い。翻訳はかなり大変な作業になることが考えられる。
ディズニーは全世界での配給権を獲得しているので、7月3日に公開されなくても、日本での準備が整い次第、公開されるだろう。
公開日までサウンドトラックCDを聴いて予習だ...!!!
そして配信だけではなく、映画館で公開され、爆音で『Hamilton』を体験できる日が来ることを願っている。
2020.06.01
Sota
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