ゲンジ物語0424(ミツバチの回)
ひろうすさんをはじめ、
虫が苦手なみなさまは、どうぞ薄目でご覧ください。
コロナでえらいことになった年の4月、
学校や保育園は全部休み!というとんでもない状況となり、塾もリモート授業。
私は毎朝、娘とおじいちゃんの畑に楽しく登園していました。
「お父さん、なんかおるで」
じゃがいもを植え付けたあと、
種芋を入れていたりんご箱をひっくり返してあったのですが、
どうやらミツバチが出入りしている様子。
「巣、作るのかな」
畑にミツバチはいましたが、
まさか巣を作るとは思ってもいません。
しかし、あれよあれよと言う間に
出入りするハチは数を増し、
フタをあけると
(さあ、薄目でどうぞ!)
畑仕事をしていると、
ミツバチがたくさんやってきます。
プイプイ〜っと、羽音をたてて、
野菜の受粉を手伝ってくれる友だち。
手に触れても一度だって刺されたことはないし、
ほんとに、かわいいやつなんですね。
翌春には巣板に蜜がはいり、
フタの板がたわむほど。
重たくなっていたので、
少し蜜をとったのです。
当然ですが、素人なので養蜂家のような装備はゼロです。採蜜のときも、ゴム手袋と、麦わら帽子と、顔の前だけ虫よけネット。
いままで食べた
あらゆるもののなかで、
この時のはちみつが一番おいしかったと断言できます。
それからさらに1年後。
悲しいことにミツバチの巣は、
オオスズメバチの大群に襲われて壊滅。
あのかわいらしい羽音を耳にするたび、
切なくなります。
最後に、
にくきオオスズメバチの画像が入ります。
遠目でその姿をご覧ください。
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