あなたは歳を重ねて自分のマーケッターや営業マンやプロデューサーになることができますか

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.140】


三宅健くんがV6の時にやらなくて、解散後にやり始めたことがある。健くんは初のソロコンサートツアーをやるが、そのグッズについて、まだ案である段階からファンに希望を聞いているのだ。

最初は、7月に行ったファンクラブ会員専用のオンライン配信だった。7月の終わりにいいお知らせがあるけどまだ言えないよ、とかいいながら、トートバッグの大きさの違う試作品を見せながら、ファンにどれがいい?と聞いてきていた。もうコンサートをやると言っているようなもので、もちろんファンもピンと来る。チャットのファンの要望を色々と見ながら、「それだと高くなっちゃうよ」など、試作品の評価を聞いているようで、ちゃっかりコンサートやグッズ購入のファンの気持を盛り上げてる。

健くんは、最近ツイッターでも、クリアファイルやポスターのことでファンに投票を募っていた。

ファンを大事にする健くんらしい行動だ。健くんにとってもファンの気持を聞ける貴重な機会だ。ファンも健くんがこちらのことを気にかけてくれているとより愛着を覚える。

それとともに、ちゃっかりと市場調査も行っていることになる。優秀なマーケッターだ。

そしてバッグやクリアファイルなどは結果的に告知済みってことになるから、ファンとしてはコンサート前から買いたいって気持ちにもさせられる。優秀な営業マンでもある。

事務所が大きいから任せておくこともできるだろうに、特にV6解散後、自分でどんどん発信している。タレントは、ファンとともに盛り上がるものだから、健くんはSNSなどのそれぞれの特性を捉えた優秀なタレントだ。

V6の解散をグループ内で決めて色々と考えるのに2年ほどあった。この間、健くんは解散後のソロ活動への覚悟を固めるとともに、自分で色々と行動に移していかなければならないことを考えたのだろう。
健くんはジャニーズ事務所に入って約30年になる。自分のタレントとしての魅力もいい意味で客観的にわかっているだろう。その上でファンを喜ばすことが好きだ。自分の魅力とファンにどう発信していくかの優秀なプロデューサーでもある。


タレントだからとできることではないだろう。健くんが10代の時からファンでいる身としては、いい意味で歳を重ねて、マーケッター、営業マン、プロデューサーの要素を兼ね備えるようになった健くんに、人生のたくましさを見る思いである。ファン冥利に尽きる。

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