歴史で色んな人と出会う(歴史番組のMCをやる岡田准一くん)

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.112】


歴史って、色んな形でドラマや映画になったりして、好きな人は好きだ。
でも、学校では暗記科目でつまらなかったって人もいるだろう。

また、過去のことを知っても意味がないという意見も聞いたことがあるし、ある意味ではごもっとも。

ただ、現実に生きてたら知り合える人数は限られるが、歴史は色んな人に出会えるチャンスじゃないかって思ったりする。

昨年活動を締め括ったV6の岡田准一くんは、2012年から歴史番組のMCをやっている(「ザ・プロファイラー 〜夢と野望の人生〜」NHK BSプレミアム)。
その岡田くんが、歴史について以前インタビューでこんなことを言っていた。

歴史上の人物って、行動した結果だけが浮き彫りになりがちだけど、僕が番組を通して知りたいのは、そのときにどういう思いがあったのかなんです。その人だけでなく、周りの人たちはどういう思いを持っていたのかとか。

「TVガイド」2020年9.18号

今の人類の発祥はウン十万年前からととてつもない。
でも、人類が農業を始めたのが1万年前くらいからなので、発祥から考えればつい最近と言えるかも。
そうなれば、歴史で語られる人たちも、発祥から考えれば最近だから、今の私たちと思いや考えもあまり変わらないのかもしれない。

歴史を見てると、なんだか現代とおんなじような失敗をしていたりするし、権力者が味方に裏切られたりするとすごく怒るし、今の生き方にも十分参考になるような気がしている。

一夫多妻制の時代だって、鎌倉幕府を開いた源頼朝が浮気したときは、妻の北条政子はめちゃくちゃ怒って浮気相手のいる館を壊させたりした。
浮気されたら怒るのは今と変わらない。

戦国時代なら、武田信玄の跡を継いだ武田勝頼が滅ぶ時の話が、自業自得かもしれないけどちょっと切ない。武田勝頼は、大事なお城(高天神城)が攻められている時、助けを送らず、その城が落ちてしまった。そうするとたくさんいた家臣たちは、武田勝頼を次々と見限って、最後勝頼が死ぬときは付き従っているのは十数人しかいなかったという。
現代で言えば、社員が社長は頼りにならないと次々と退職して会社が潰れる様と同じだ。

いっぱい科学が発展して、少しは歴史の人物よりも現代の人の方がかしこくなっているような気もするが、案外対して変わってないのかもしれない。
岡田くんの番組でも、一人の歴史上の人物を色んな角度から読み解いていくが、他人事と笑えることもあれば、うーん自分にもあるかもなと思ってしまうこともある。
少しでも自分の教訓になればとも思うのだが、ただ単純に色んな人のことを知れるというのも結構楽しいのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?