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【多重人格の暮らし】私って多重人格なの…!?

こんにちは!
画家・イラストレーターの五六翠蓮です。

今回は、私の病気について取り上げたいと思います。



解離性障害について

前回の記事でも触れましたが、私は解離性障害という障害を持っています。

解離性障害というものは、

  • 離人症

  • 解離性健忘

  • 解離性遁走

  • 解離性同一性障害

この4つに大きく分類できます。
※詳しいことは、病院のサイトなどで調べてみてね!


これらの中で、私が当てはまるものは離人症、解離性健忘、解離性同一性障害の3つ。
特に健忘がひどく、幼少期や学生時代、それから最近起きたことなど、いろいろなことを忘れてしまっているようです。
学生時代の友人との思い出話についていけないのは、少し寂しいですね。

それから生活に大きく影響しているのが、解離性同一性障害。
いわゆる、多重人格と呼ばれるものです。


私は多重人格…?

私が解離性障害(解離性同一性障害)と診断されたのは、2022年の秋でした。
それまでは解離という言葉すら知らず、記憶が飛んだりするのはただの物忘れで、皆同じだと思っていました。

皆と違うの……? と疑い始めたのは、大学3年生の時。
就活の面接って緊張して話せないよね~、という話をゼミのメンバーとしていて、私が言った言葉に皆が怪訝な反応をしたのです。

「どの私で面接受けたらいいのか分からないよね」

1人でいる時の私。学校にいる時の私。趣味に没頭する私。
いろんな「私」がいる中で、どの「私」が出るのが正解なのかな。
そんな軽い気持ちで皆に聞いたのですが、返ってきたのは予想外の反応。

「どの私って、どういうこと? 猫を被るってこと?」

あれ、伝わってないのかな?
そう思って説明すると、彼らは困ったような顔をして言いました。

「確かに、友達と親の前じゃ振る舞いは変わったりするけど、自分は何人もいないよ?」

え、どういうこと……? いろんな自分がいて、状況に合わせて自分を入れ替えているんじゃないの!?

もう私はパニックでした。
インターネットで調べてみたり、通っていた心療内科の先生に聞いてみたりもしました。

そうして辿り着いたのが、解離性障害。
これって病気なの!? と驚きはしたものの、病気の説明文を読んだりしてみて、「これこれ、こういうこと!」と納得したことを覚えています。

あれぇ、私って、多重人格なの……!?


解離性障害と診断されてから

何となく「いろんな自分」と認識していたものが、解離であると自覚してからは、「別人」として強く主張するようになりました。

好きな食べ物、好きな服、話し方、声のトーン、思考、感覚、いろいろなものが、交代するたびに変化しました。
以前から本名はしっくりきていなかったのですが、ついには皆別々の名前を名乗り始めました。
できることが変わったりするので、それぞれの特徴を把握するのは大変でしたね……。

解離性同一性障害は人格交代すると記憶が飛ぶケースが多いそうなのですが、私の場合は割としっかり記憶がありました。(最近はよく飛びますけど……)
そのため、「これって私の演技では……?」と今でも悩むことがあります。
でも、私はあんな話し方しないし、あんな考え方もしないし、やっぱり別人なのかー……と思ったり。

解離って分かっていないことが多いですし、不思議なことが多いんですよね。

交代人格のことや、人格たちとの生活のことは、今後の記事で取り上げていきたいと思います。
それでは、次の記事でお会いしましょう~!


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