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好きなキャリア理論(対人支援で使えます)

キャリコンサロン編集部週末担当のおかゆです。かなり久しぶりの投稿でございます。(どなたか私のお尻を叩いてください。運営さん、スキの横に、お尻叩くボタンもお願いします。)

今回のテーマは好きなキャリア理論です。色々ありますが、長くなってしまうので、実務面に絞ります。

来談者中心療法

厳密に言うと、キャリア理論のベースにあるカウンセリング理論なのですが、対人支援のシーンで活用できます。(マネジメントやコンサルティングなど)

心理学者のカール・ロジャーズによって提唱されましたが、実務でも大事だなと感じているのがカウンセラーの3条件です。
それは自己一致、共感、受容(無条件の肯定的関心)」です
※「イッチー・教・授」と覚えました

自らがカウンセリングを行った多くの事例(クライエント)を分析し、カウンセリングが有効であった事例に共通していた、聴く側の3要素をまとめました。

なぜ大事か

それは関係構築を促進するからです。
物事に取組む際に、過程はコントロール可能ですが、結果はコントロール出来ません。
マサチューセッツ工科大学ダニエル・キム教授が提唱する組織の成功循環モデルによると、関係性よりも先に結果を優先してしまうと成果が上がらないと示されています。相手への信頼度によって、本音が言えるかは変わってきますよね。

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※画像は下記より引用
https://life-unleash.co.jp/column/?p=633

具体的な内容

では、関係構築を育むカウンセラーの3条件とは具体的にはどんな事なのかという事が下記です。

1.共感的理解 (empathy, empathic understanding)
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。

2.無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。

3.自己一致 (congruence)
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。

※下記より引用
https://kokoro.mhlw.go.jp/listen/listen001/

補足ですが、2の「無条件の肯定的関心」は最初に養成講座で学んだ際に、どう実践すればいいかピンと来なかったので、講師に聞いてみたのですが、「否定せずに耳を傾ける。」という事が大事と話されていました。

また、「あなたはそんな風に見えている、感じているんだ。」が、「共感的理解」です。私もそう思うかは脇に置いといて
そして、もし否定したくなったら「今自分は否定したくなっている」と気づける事が「自己一致」です。

本日は以上です。(プロティアン理論についてもまた書きたい)
先日みんなでnoteを書く会を主催して、久しぶりに投稿出来ました!
ここまでお読みいただきありがとうございました。


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