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川上全龍 Googleとマインドフルネス~「マインドフルネス」の話を聞いたよ①

夏に川上全龍氏の講演会を聞いた。
テーマは「マインドフルネス」。
セラピストからよく聞くわ。はやってるのね。



ところで川上全龍ってどんな人?

京都の妙心寺の塔頭、春光院の副住職らしい。
アメリカ帰りなんだって。
お、こんな本を書いている。

これだけ調べて、当日を迎えた。


法衣で、超オシャレなプレゼン

氏は法衣姿で壇上に現れた。
むつかしい会合に出ていて、そのままの衣装で着たらしい。
お坊さんと法衣はすんごくマッチしてるんだけど、
後ろの超大画面のスライドがめちゃくちゃ洗練されている。
TEDトークみたい。


まだ、よくわかってない。

チクセント・ミハイ、マーティン・セリグマン、
ダニエル・カーネマン、ダン・アリエリー、
ダニエル・ピンク、ノーム・チョムスキー。。。

カタカナの名前がいっぱいでてきた。
人間の心や行動を科学している人たちの名前だね。


「みんないろんなこと書いていますが、
ほんとはまだ脳のことなんて、よくわかってないんです」


Google serchで、
「マインドフルネス」+キーワードの組み合わせて
具体的な論文数をスライドで示す。

脳科学とかマインドフルネスのエビデンスのある研究は
まだまだ数が少ない。
これはいかに人間の脳は科学的に解明されていないか、ということ。

へー。やっぱそうなんだ。

でも、Googleもやってるよね?

「Googleとかもやってますけどね」

川上氏は、Googleに招かれて、
マインドフルネス・プログラムの相談に乗ったらしい。
あ、この前、その本買いました。


「Googleのパッケージ化の巧みさと、人を魅了するパワーはすさまじい。
そこは認めます。」

「でも、
瞑想しました、生産性があがりました!
そんな単純なものではないんですよ。」

「実際、10分の瞑想で得られるのは
コーヒーを飲んだり、散歩したり、
ちょっと昼寝したりするのと同じぐらいの効果なんです。
つまり単なるリフレッシュ。
瞑想が仕事の課題すべてを解決すると思ってもらっては、困ります。」



ねこもしゃくしも、マインドフルネスって現状は、いただけない。
ってことみたい。


会場で、体験してみたよ。        

ちょっとここで15分の瞑想体験。
川上氏のガイドに従って目を伏せる。
口調は、講演のときと変わらない。
ヨガ教室みたいな怪しげな音楽も、ない。笑

横隔膜を意識して、おなかを膨らませて、へこませる。
いろんな雑念が浮かんでくる。
それを、「ああ、いらんことが浮かんできたな」と観察する。
そしてまたおなかのふくらみに意識を戻す。


マインドフルネスは「心の観察」

ただそれだけなのだそう。
万能薬じゃないよって。

なるほどね。



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