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質問はスポットライト
どうも、Kengoです。
昨年からコーチングを受け始めたのですが、人生や事業の意思決定や目標達成において非常にインパクトのある体験だったので、今年は自分がコーチ側に立てるよう学んでいきたいと思い、このNoteを更新しています。
(前回のnote)
コーチングにおいて、重要なのはコーチが正しいことを言うことではなく、クライアントが自分自身で正しいと思える答えに自ら辿り着くことだと。ポイントは「コントロールを手放す」ということ。答えのコントロールではなく、話題のコントロールをするイメージだと。#ZaPASS https://t.co/25fpK8WnIx
— kengo|コーチング (@22KENGO) February 11, 2020
これからコーチを目指す方や、コーチングを受けたいと思ってる方などの参考になれば幸いです。
ちなみに、このNoteではゴーゴーケンゴとしてではなく、Kengo表記のアカウントと連動させて更新するので、ぜひこちらのTwitterアカウントもフォローお願いします。
先日、ZaPPASSコーチング養成講座の第5回が行われたのですが、今回もポイントをまとめていきます。
▼質問の種類
まずはじめに、質問の種類について大きく2つに分けます。
聞き覚えがある方も多いと思いますが「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」です。
・OPEN=イエスかノーで答えれない質問 例)昨日はどんな仕事したの?
・CLOSE=イエスかノーで答えれる質問 例)昨日は仕事したの?
端的に違いを述べると「イエスかノーで答えれる質問かどうか?」ということになるのですが、これだけではピンとこないので例を出して考えてみましょう。
「昨日はどんな仕事をしたの?」
これはイエスかノーで答えれないので、オープンクエスチョンです。
オープンクエスチョンには、「思考力の鍛錬、可能性の探求、心を広げる」という効用があります。
そして、このオープンクエスチョンを更に分類すると、限定と拡大に分けることができます。
▼オープンクエスチョンの分類
・拡大=範囲が決まってない=Why,How
・限定=範囲が決まってる=When,who,where
例えば、「拡大」の場合。
「なぜ、その目標を達成したいのですか?」
というような質問になります。
Whyを聞いてるわけですが、かなり答えの範囲が広がりますよね。
では、これを「限定」に落としてみると、
「いつまでに、その目標を達成したいですか?」
となります。
Whenを聞いてるので、答えの範囲が「時間軸」に絞られますよね。
同じ、オープンクエスチョンでもこういった違いがあります。
一方、クローズドクエスチョンの例をみてみましょう。
「昨日は仕事したの?」
これは、イエスかノーで答えれますよね。
クローズドクエスチョンには「事実確認、コミットメントを高める、答えを素早く要求する」といった効用があります。
▼質問の流れ
上記では質問の種類についてみてきましたが、ここでは質問の流れについてです。
拡大=まずは拡げる、発散する、
↓
限定=方向性を決めていく
↓
クローズド=コミットメントを高める
こういった順番で、質問の流れをイメージします。
時間配分に関しても、下に進むにつれて短くなるイメージです。
実践編では、実際にこの3つの質問をあらかじめ作ってから、10分程度でコーチングをしてみるというワークがありました。
いくつか事例を挙げておきます。
拡大=理想の休日の過ごし方について教えてください
限定=現状と比べて何を変えたら理想に近づきそうですか?
クローズド=来週から理想の休日の過ごし方の一歩は踏み出せそうですか?
拡大=転職の時にどんな軸を大切にしたいですか?
限定=どんな条件が揃えばその軸は固まりそうですか?
クローズド=今週から軸を固めていくために出来そうなことはありますか?
拡大=どんな大人になりたいですか?
限定=いつまでにそうなりたいですか?
クローズド=明日からその目標に向かって頑張れることはありそうですか?
質問だけだと、面接のような堅苦しさがあるのですが、この3つの質問の合間に4つの傾聴スキルを活用すると、雰囲気が全く変わるので、皆さんも試してみてください。
▼質問はスポットライト
ここからは、実践あるのみなのですが、質問に関する心構えとしてすごく大事だなと思ったのが「質問はスポットライト」という言葉です。
コーチは、クライアントの頭の中という舞台のどこにスポットライトをあてるのかを意識するわけですが、個人的にポイントだと思ったのは「クライアントの頭の中になかった部分に着目する」ということです。
ペアコーチングや実践の中で、自分でも感じたのですが「自分の頭の中にある言葉はスラスラ出てくるけど、それだけで終わったら、ただのプレゼン披露で終わってしまう」ということです。
喋ったほうは気持ちよくなれますが、コーチングの価値は「自分だけの内省ではたどり着けなかった答えに辿り着く」ことでもあるので、クライアントが言語化できてる部分とできてない部分に意識を向ける必要があるなと感じました。
ただ、セッションの序盤から相手が言語化できてない部分ばかりを深掘りしてしまうと、クライアントがリズムに乗れずに「なんだか、この人とは話が噛み合わないなぁ」となり兼ねないので注意が必要です。
質問に捉われすぎると、基本である4つの傾聴スキル(頷き、相づち、エンジェルアイ、おうむ返し)が疎かになりがちなので、あくまでベースとなるのは傾聴だということを忘れず取り組んでいきたいところですね。
以前の記事はこちらからどうぞ。
沈黙に耐えきれず、焦って質問を返したり、自分の話を展開するケースって誰もが経験あるのではないでしょうか?
— kengo|コーチング (@22KENGO) January 29, 2020
しかし、この沈黙こそが内省を深めるために必要な「間」になるのです。というのも、人は話をしながら自己内対話が同時進行で起こるからなんですね。#ZaPASS https://t.co/pk5lTsGEuW
優秀なビジネスマンは課題解決まで最短最速で辿り着きますが、コーチングでそれをするのはタブーだと言います。
— kengo|コーチング (@22KENGO) January 22, 2020
それはなぜか?一見すると傾聴してるように見えて、コーチが思う”答え”にクライアントを誘導してしまう危険性があるのだと。今回も勉強になりました。#ZaPASS https://t.co/aC5evgwi1g
普段カンボジアのカフェで1杯3ドルのコーヒーを飲みながらnoteを書いてます😌受け取ったサポートは全てコーヒー代に充てさせて頂いてます。いつもサポートして頂いてる方に感謝です🙇♂️