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孤独がつくる無敵の人と笑顔がつくる無敵の人


「無敵の人」と聞いて、あなたはどんな人を想像しますか?


・ゴリマッチョで屈強な大男
・天才的な頭脳を持つハッカー
・大金持ちの資産家のおじちゃん


上記に挙げた人の特徴は【肉体的・頭脳的・金銭的】これらの要素がそれぞれトップクラスにあるというワケですね。

この人たちは限りなく、最強に近いかも知れませんが"無敵"というニュアンスでは言い表せないような気がします。


では、どういう人が「無敵の人」なのか?


無敵の人というのは、「失うものが何も無い人間」ってことなんですけど「社会的な信用が失墜することを恐れない」「財産も職も失わない」「犯罪を起こして一般人を巻き込むことになんの躊躇もしない」人ってことです。
by ひろゆき


数年前に起きた「黒子のバスケ脅迫事件」で僕は初めて「無敵の人」という言葉を聞きました。
事件内容よりも、犯人の渡邊さんの供述がすごく印象的だったのを覚えています。


説明を始める前に自分が用いる8つの言葉を列挙しておきます。まず「社会的存在」です。これと対になる言葉は「生ける屍」です。「社会的存在」という言葉は先ほど申し上げました「被虐うつ」に取り組む精神科医の著者からの引用です。次に「努力教信者」です。対になる言葉は「埒外の民」です。この2つの言葉は自分のオリジナルです。「努力教信者」の枠内での強者が「勝ち組」で弱者が負け組です。さらに「キズナマン」です。対になる言葉は「浮遊霊」です。「浮遊霊」が悪性化した存在が「生霊」です。良性腫瘍が癌化するのに似ています。そして「浮遊霊」も「生霊」も「無敵の人」です。
自分のように人間関係も社会的地位もなく、失うものが何もないから罪を犯すことに心理的抵抗のない人間を「無敵の人」とネットスラングでは表現します。これからの日本社会はこの「無敵の人」が増えこそすれ減りはしません。日本社会はこの「無敵の人」とどう向き合うべきかを真剣に考えるべきです。また「無敵の人」の犯罪者に対する効果的な処罰方法を刑事司法行政は真剣に考えるべきです。

こちらは、渡邊さんと面会していた篠田さんという方の言葉です。

渡邊君はいわば格差社会の落とし子だ。小泉政権時代に20代だった彼ら世代は10年たって30代半ば。渡邊君は高校を卒業してずっとフリーターと日雇い派遣の生活で、年収は200万円を超えたことがない。30代半ばを過ぎて将来に希望は持てず、死ぬしかないと思い至るのだが、どうせなら社会的成功者に一太刀浴びせて死にたいと、1年以上にわたって人気漫画「黒子のバスケ」作者を脅迫し続けた。警察に踏み込まれたら自殺しようと硫化水素を用意し、死を覚悟して犯行を続けたのだが、その警察との攻防戦を行った1年余が彼にとって人生で一番頑張れた時期だったという。
by yahoo!


この話を思い出して、今こうしてnoteを書いてるのですが「無敵の人」というのも2種類あるんじゃないかなと僕は感じています。


1つは「孤独がつくる無敵の人」です。
この黒子のバスケ事件にしても先日あった新幹線での無差別殺人も両者ともに「無敵の人」だったと報じられてますが、それは孤独がつくった無敵の人だったんじゃないかなと思います。


以前書いたnoteでもあるように「もし、その人の隣に賛同者がいて 、頑張りたいと思った時に頑張れる環境にいて、周りの人が後押ししてくれて少しでも上手くいった経験」があれば、どんな人でも少しはポジティブに生きていけるんじゃないかなと思っています。


どんな人でも生まれた瞬間から極悪人みたいな赤ちゃんって居ないワケで、極悪人に育つような環境にたまたま生まれてしまったが為に、得てして極悪人になってしまった人がほとんどだと考えてます。


つまり、ここに出てくる「無敵の人」というのは先天的なことよりも後天的な要素の方が大きく影響してるという話です。

とすれば、ひょっとしたら僕が「無敵の人」になってた可能性だってあるワケで、たまたま生まれ育った環境が良かったから、今こうして生きてるだけなんですよね。


で、別の種類の「無敵の人」というのは「笑顔がつくる無敵の人」だと感じてます。

この「笑顔がつくる無敵の人」というのは、赤ちゃんだと思ってください。


赤ちゃんって1人ではなにも出来ないじゃないですか?
最初に挙げた、肉体的・金銭的・頭脳的要素で比較したら最弱ですよね。

でも、最弱だからこそ誰も赤ちゃんと戦おうとしないですよね?


そもそも、戦えないから敵が居ないので無敵なんですね。


赤ちゃんってなにも出来ないけど、愛おしいじゃないですか?
赤ちゃんを目の前にしたら、ついつい見てるこっちが笑顔になっちゃうじゃないですか?

つまり、赤ちゃんって僕らに笑顔を与えてくれてるんですよね。

赤ちゃんから僕らは笑顔をもらえるから、赤ちゃんを囲むし面倒見るし、笑顔になってもらいたいとあやせるんですよね。

この赤ちゃんの要素は大人でもマネできる話だと思っていて、ざっくり3つの環境があれば、誰でも赤ちゃん要素を取り入れることが出来るんじゃないかなと思ってます。


・つい笑顔になってしまう環境
・愛想良く振る舞える環境
・他人を批判せずにすむ環境


こういう環境下に身を置くことが出来れば「笑顔がつくる無敵の人」に誰もがなれるんじゃないかなと思っています。

人間誰もが環境に左右されると思ってますし、その環境というのは出会う人によって作られると思ってます。


だから、僕はその環境をつくりたいなと思うワケです。

コミュニティをつくると、必ず”身内ノリ”って存在するんですよね。
その身内ノリが新規参入者の疎外感を高めているから、もっとオープンにすべきだ。みたいな話を最近どっかで聞いたんですけど、僕は少し違う意見なんですよね。

身内ノリがあるから、新規参入者は疎外感を感じてるワケではなく、その身内ノリの輪に入れてもらえないから疎外感を感じるんですよね。


僕はBARをやっていたので、その感覚がすごく近いんですが、お店に常連さんが集まると、どうしても新規のお客さんは会話の中に入りづらいんですよね。

変なこと言って空気乱すワケにもいかんし、とりあえずウンウンって頷いとくしかない。みたいな空間。

そりゃ、疎外感を感じちゃいますよね。
でも、そこで常連さんやバーテンさんが自然な感じで話を振ってくれたりとか、輪の中に入れようと動いてくれたら、嬉しくないですか?

「あ、自分はひとりじゃないんや。」

って思えると思うんですよ。


なんかね、そういう空間を拡げていきたいんですよ。
そう。共感してくれる人たちだけで、一緒につくっていきたいんですよね。




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ゴーゴーケンゴ
普段カンボジアのカフェで1杯3ドルのコーヒーを飲みながらnoteを書いてます😌受け取ったサポートは全てコーヒー代に充てさせて頂いてます。いつもサポートして頂いてる方に感謝です🙇‍♂️